代用肉カレー

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昨晩は(思いがけず)遠方の知人から鶏の丸焼きが届いた。
びっくりしながらも家族でおいしく食べたのだが、老人と中年だけのクリスマスディナーなので、肉も骨も余る。肉は朝にチキン・サンドイッチにして、やはりおいしくいただいた。

骨はスープにすると良い、と添付文書に書かれていたので、シャトルシェフ*1で7時間ほど煮てみた。
骨に付いた肉もするりと取れ、骨の大半は柔らかになった。そして綺麗に澄んだ、濃いチキンスープができた。

ポトフ用に半分ほど保管した。
そして、残りはカレーに使ってみた。

乾物庫の片付けをしていたら、まとまった量の「大豆タンパク肉」が見つかったのだ。
この代用肉は、炒めものにしてみたらあまりおいしくなかったため放置されていたもの。そのまま食べると、ぼんやりした大豆らしい味わいがあって好きなのだが、肉として使うとまずい。おそらく親がTVで「植物由来の肉はヘルシー」みたいな情報を得た日に買ってきたのだと思う。老人の多くはTVへ絶大な信頼を寄せていて、両親もその傾向が年々強まっている。

この代用肉も、カレーにしたらおいしいのではないかと考えた。
というか代用肉を消費するためにカレーを作るといったほうが正確である。
牛や豚の肉よりは欠けているであろう旨味・脂味・そして肉の風味を、鶏由来のスープで補うという目論見だ。

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結果として、とてもおいしいカレーが簡単にできた。
タマネギは雑に炒めただけ、ニンジンやジャガイモは普通に切って、隠し味の類も使わない。それでもしっかりと、肉っぽい旨みのあるカレーができてしまった。

ちょっと多いかな、という量を放り込んだ乾燥代用肉は、スープを吸ってさらに増えた。食感は「何かの肉。しかしどんな動物なのかは不明」な感じ。乾物状態で齧ったときには大豆風味が口いっぱいに広がったが、カレーになったらわからない。
動物の脂をそれほど好まない母などは、普段の肉よりも口に合うと言っていた。

せっかくなので、次は「おいしいチキンスープ」の無い状態で、代用肉カレーを作ってみたいと考えている。それなりに良いものが作れるのではないか。
考えてみれば、レンズ豆などは肉を使わずとも良いカレーになるのだ。

 

 

というように、カレーの事しか書くことがない土曜日だった。
平和、健康、そして孤独。トラブルといえば、リングフィットアドベンチャーNintendo SWITCH)のデータを誤って消してしまったくらい。でもそれだって特に不都合は無いのだ。

では寝ます。おやすみなさい。
上に少し書いた通り、明日はチキンスープでポトフを作るつもり。
野菜が足りなかったら、大根を煮ます。

 

お題「簡単レシピ」

 

*1:真空断熱調理鍋

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