本当に久しぶりに、たくさん喋った。びっくりした。今日はそんな日。
初夏そして初秋と人と会うことが無く、制限だらけの一年。
最近は徐々にその制限も緩めている。
今日は友人と会ってきた。
今月になって"制限解除"をしてから、家族以外の友人知人と外で会ったのは今日が初めてではない。でも何かの用事のついでだったり、相手の家族数人と会う機会だったりと、「食事とおしゃべり」の時間は本当に久しぶりだった。もしかすると300日くらいは家族以外の誰とも、こういう機会が無かったような気がする。
そんなわけで、これも久しぶりの「ベトナム料理タンフン」でランチを食べてきた。
もうすぐ昼の時間が終わり、という慌ただしい時間でメニューに制限があったなかで選んだのが牛肉のフォー、そしてランチセットということで生春巻とチェーが付く。
いつもながらおいしい。出汁がいいのだ、この店のフォーは。なんだか優しい気がする。
さつまいもや豆がたっぷりのチェーも良かった。
まだまだ油断はしていないけれど、でもとにかく友人と話せて良かった。
様々な”解除”のたびに、小さな感動や感慨が訪れるものかと真夏には思っていたけれど、しかし現実はそれほどでもない。十分に楽しいけれど、なんとなく約束をして、元気だったと挨拶をして、この店も何年ぶりだろうと言いながら街を歩く。そういう普通の連続こそが貴重なのだろうとはわかっているけれど、別に立ち止まって感激の涙は流さない。
でも、やっぱり良いものである。たくさん喋った感じが慣れなくて、帰宅してから少し考えてしまったことは別としても。「この喉はなんなのだろう」と、一瞬だが考えてしまった。