灯油の香り

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帰宅したら庭も車庫も油くさい。
家の前の道路も、全体的に臭う。
四日市市に住んでいたときに散々嗅いだ、ナフサやジェット燃料みたいな臭いだ。ガソリンとは違う気がするけれど、車の故障も怖いので、念の為に調べてみることにした。

雨が降っていて地面が濡れている。
そこに油膜ができていた。
僕の車のタイヤ跡も油膜で車庫まで続いている。どうやら油がどこかで溢れて、タイヤなどに付いて広まっているらしい。

油膜の帯は自宅前の私道を抜けて街のほうまで続いている。
そして油膜の終端は、自宅の3軒隣の家のようだ。

おそらくは、灯油の配達だろう。
そういえば冬にはガソリンスタンドが灯油を移動販売していた。
我が家は灯油を使わないので失念していたが、そろそろストーブを出す時期でもある。

灯油を扱っている時に、油をこぼした。
それが私道に広がり、一部はタイヤに、そして残りは揮発していった。結果として車庫や庭や、集落全体が油くさくなった。そういうことだろう。

実はかなり怖かった。
日常で灯油を扱う機会が無くなってずいぶん経つ。
前々職では、石油系の臭いは「ただちに作業を停止し、関係部署に報告」のトラブルだった。実際に死傷事故もあった。

それにそろそろ、車からオイル漏れがあってもおかしくない。
マツダ車の耐久性がどれくらいか知らないが、普段は気づかない小さなトラブルが起こっても驚かないくらいには長く乗っている。
車に傷ができても気にしないけれど、機械として壊れるのは嫌だ。
今回はまあ、杞憂で良かった。

それにしても濃い臭いだった。どれくらいの量をこぼしたのだろう。
人騒がせなガソリンスタンド(の灯油配達サービス)である。

 

この「灯油疑惑」以外は至って平和な月曜日。
昨日、パウンドケーキを焼いたので、今日から食べ始める。普通においしい。スーパーマーケットのものよりはおいしいけれど、良いケーキ屋さんで買えば、何倍も幸せになれるだろう。そんな味だった。

 

 

 

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