なんだかモンブランが食べたい、と朝から思っていた。理由はわからない。夢に出てきたのかもしれない。
今日食べたかったのは次のタイプ。
- 色:黄色
- サイズ:大きければ大きいほど嬉しい
- 質:問わない
- スタイル:定番でもアレンジでも、モンブランタルトでもパフェでもなんでもいい
- 場所:静岡県中部、できれば外食したい
- 備考:新しいお店を開拓したい
以上の条件で脳内ストレージを検索したところ、清水区鳥坂の「古民家 Pause Cafe」がヒットした。場所は知っているが、行ったことがないお店。幸いなことに開店日かつ店内での営業も再開している。
静岡の市街地から清水区へ向けて北街道を東進、中古自動車店や資材倉庫などが続く、正直ぱっとしない直線道路。左にコンビニエンスストア(確かセブンイレブン)が見えたら細い道を右折し山側の宅地へ入っていって1分で到着する。看板は小さいが、電柱にも広告を出している。
しかし屋号に謳うほど古民家ではない。
田舎に行けばよくある、農家の大きな和風住宅である。平成時代に建てたといっても不自然ではない。玄関は広く、ギャラリーやイベントに使えるスペースもあるようだ。
テラス席(というか庭)では小型犬を連れてランチを楽しんでいる人達もいた。
ドライフラワーなどがたっぷり飾られた店内は、居心地がいい。
2人くらいで切り盛りしているのだろう、静かな店内でほったらかしにされて、のんびりできる。
モンブランは季節限定かつ数量限定だった。
クレープを敷いた器に、パウンドケーキの切れ端やバニラアイス、その他おいしそうなものを詰め込んで、生クリームの山を築き、そして黄色いマロンクリームを絞った不思議なモンブラン。しかし上記の条件は完璧に満たしているし、きちんとおいしい。
ケーキではなくパフェなのだろう。なかなかおもしろいおやつだった。
コーヒーも良かった。やや薄く浅い気がする*1。ただ、量が多くて、ゆっくり楽しむにはこれくらいが丁度いい。ケーキ専門店とは違うおいしさがある。
こういうカフェも久しぶり。
自分と同年代か少し上の女性が考えるナチュラルなお店の定番。ジャンクでグランジでサブカルなカフェよりもコストがかかる分、上手くいくと土地の有名店になる*2。
自分の行動範囲からは少し外れるが、継続して注目していきたい素敵なお店に出会えた。それに、ランチメニューがおいしそうだった。
ぼんやりとした「モンブランが食べたい…」から始まった今日のおやつ、なかなか良い結果になって嬉しい。
しかし、もうクリスマスか。あわてんぼうのサンタクロースも安心の先行配備である。
ところで、下取りに出すiMacは、今日の午前中にクロネコヤマトの手によって運ばれていった。本体のみ、ケーブルもキーボードもマウスも不要だという。
それはそうとして、先ほどAppleからショートメールが届いた。「明日に引き取りに伺います」と書かれている。今日のクロネコヤマト男は偽物だったのかもしれない。困ったことである。