可能性の罪、あるいは愛と幻想の讃岐うどん。

変な時刻に昼食のような夕食のようなものを食べることになった。
公私ともにドタバタしているのだ。*1

夕方というにはずいぶん早い16:00頃、手早くお腹を満たす必要が生じた。
昼食も満足に食べていない。カロリーメイトとコーヒー、訪問先でいただいた緑茶を11:00に口にしただけ。

とにかくさっぱりしていて早くて、でもお腹が満たされて…と考えていたら幹線道路沿いにあるセルフ式讃岐うどんの店しか選択肢がない状況に。

しかし昨日だったか、「香川に住んでいた身としては、そのへんにある適当な讃岐うどん店に行くとがっかりしそうである*2。外食の機会が減っているので、行くのなら吟味したい」といったツイートをしていたのだ。まさにその状況である。

しかし、そうはいっても時間もないし、讃岐うどんなら大外れもあるまいと店に飛び込んだ。

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結論からいうと、この瀬戸内製麺という店は、少なくとも16:00の状態は大外れだった。


冷たい肉ぶっかけうどんは普通においしい。やや甘辛く、いささか醤油の酸味や苦味が目立つのは、関東風にアレンジしているからだろうか。家で作るよりはおいしかった。
ただし揚げ物はほとんど用意がなく、ほかのサイドメニューも準備中だった。ずいぶんと細いイカの天ぷらを食べたけれど、なんだか悲しくなってしまった。

 

いかんいかん、と店を出たあとに反省する。
まさに先日のツイート通り、僕は昔の思い出を引き合いに出してしまっている。
安くて*3早くて*4そこそこの味*5、それでいいじゃないか。
本場の味、しかも今は行けない場所と比べて悲しむなんて馬鹿げている。機動戦士ガンダムUCでいうところの「可能性に殺されるぞ」である。

 

「それでも」と僕は思う。
それでも、久しぶりに入ったセルフ式讃岐うどん店「瀬戸内製麺」は、そこそこの水準を維持していた*6山梨県でサーモン親子丼を食べるような悲劇にはならない。これなら日常の手軽な食事として十分に楽しめる。美味しんぼ的に「こんなの食べられないよ!」となったらどうしようと恐れていたのだ。
だから次は、もう少しマシな時間帯に行く。この馬鹿げた新型コロナが一定の収束をして、人と店が賑わっても恐れる必要が無くなって、お店が十分な量の天ぷらを用意できる時代に、だいたい11:30頃に訪れたい。そんな状況なら、きっとネギの補充も十分だろう。

ああ、旅に行きたい。

 

 

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そういえば遅れに遅れている楽天で買ったゲーム機については、ようやく先ほど(このブログを書いている5分前)に、ステータスが「発送」となった。
昨日も今日も「セールで大盛況だから発送は遅れてるよっ。配送遅延を理由としたキャンセルは受け付けないから、他の通販サイトで買うようなことはしないでね!」というメールが届いていたが、ようやく"僕の順番”が来たようだ。
配送会社が24時間体制だとしたら、夜中の2時か3時には配達人が来るだろう。楽しみである。

 

お題「わたしの癒やし」

*1:それに楽天に注文したゲーム機も届かない。

*2:特に丸亀製麺

*3:高松市の店はもっと安かった。

*4:丸亀市の店は数秒で丼が出てきた。

*5:香川県讃岐うどん屋、基本的においしかった。

*6:名前のわりに…と考えるのはよくないことだ。

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