秋のような夏のような

秋そのものの空なのに気温は真夏並み。きちんと日没も早くなったのに夕方でも暑い。
全く変な気候である。

自転車を整備しても昼間は出かけられず、人混みを避けるとなると書店や映画館も無理。家族に頼まれてホームセンターに行くことになったときは、ちょっとうれしくなってしまったほど。といってもホームセンターでは外の園芸コーナーで頼まれた土や肥料を買っただけなので、ただ暑くて疲れただけだったが。

仕方がないから、車で市内を一周してきた。
音楽をかけて山のほうをぐるりと巡る。どこにも立ち寄らず、自宅の車庫から自宅の車庫へと一筆書きで1時間。気分転換としても生産性が低い行為をしてしまった。

 

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夕食後には近所を散策もした。
子供の頃に住んでいた土地だから迷うことはないけれど、風景が一変しているところもある。昨年は地元の廃れっぷりに驚いたものだが、今日はさらに廃屋が増えていることに気がついた。
商店街など、シャッター通りを通り越してレンタル倉庫になっていた。

この寂れたニュータウン(かつてのニュータウン)について、近所の不動産屋から何度も家を買わないかと誘いを受けている。中古車よりも安く原付きバイクみたいな値段で、土地と家を売ってくれるというのだ。しかも水回りの修理まで付けて。

しかし僕と同じく「地元でくすぶる独身氷河期中年」が、こういった廃屋を買って酷い目に遭っていることを僕は知っている。修繕費も税金もかかる。もっと追い詰められて世捨て人になったら買うかもしれない。
ただ今は「大人の隠れ家」を買うつもりは全く無いのだった。趣味の工房には良いけれど、趣味を進める前に家の修理で休日が終わってしまう。

 

 

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タブレット版のドラゴンクエスト3は順調に進んでいる。
インターネットの情報は耳に入れず、検索もしないのが今回の自分ルール。
しかも、行きあたりばったりではなくて、登場人物の言葉の通りに世界を探索していくことも遵守している。テキストが上手なのか、これできちんとストーリーが進んでいくのだから面白い。

僕が子供の頃には無かった「ちいさなメダル」システム、「性格」システムについても把握した。ストーリー主体で進めていく限り、取り逃しや非効率はあるだろう。でも便利なものである。
便利といえばアイテムを大量に持てるようになっているのも嬉しい。普段は使わないものは「ふくろ」に入れておける。実に便利。大抵の無茶は「まほうの○○」と頭に魔法を付けることで成し遂げるファンタジー世界なので、たぶんこの「ふくろ」も「まほうのふくろ」なのだろう。

そんなわけで勇者一行は順調に旅を進めている。転職をしたり村のタンスを漁ったりしながら、王様に化けた悪者を退治したところ。今のところ死んでいない。ドラゴンクエストといえば「戦闘中に死亡→棺桶」だったのだが、このリメイクではどうなっているのだろうか。子供心に、棺桶を引きずりながら旅を進める仕組みは無茶だと思ったのだが。
この点、ファイナルファンタジー・シリーズでは「戦闘不能」として、戦うことはできないが会話には参加できるくらいの状態を表現していた。
ドラゴンクエスト3では、こちらが主体的に物語に関わることはなくて、「行って、敵をやっつけて、アイテムを拾い、別の土地へ行く」の繰り返しだからこれでも問題ない。
ファイナルファンタジーの場合、世界を救いながら人間関係のあれこれも背負っていくから、戦いに破れたとしても棺桶に入るわけにはいかない。
昔からファイナルファンタジー・シリーズのほうが好きだったけれど、今回はおとぎ話的なドラゴンクエストの雰囲気をのんびりと楽しんでいる。

 

ようのび

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光るジュレのなかから

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