助手席の下、運転席の下。

車の床部分を掃除した。
おそろしく暑かった。
今日の感想はこれで終わり。

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先日、紙ゴミをまとめて処分したときに、車内がなんとなく汚れてしまった。紙の粉だろうか、白く埃っぽくなっている。
シート下に転がり込んだままの硬貨もあるはず。そろそろ掃除をしてもいい頃合いだった。

ちょうど一昨日にコードレス掃除機を買い替えたのだった。
部屋の掃除用だが、アタッチメントを替えれば車内清掃もできる。

こういう家事は思い立った時に動くことが肝要である。長く生きてきて学んだことの一つだ。
だから熱中症の警報が出ていようが、今日は車に乗る用事が無かろうが、「とにかく掃除」なのである。

さすがに新型の掃除機である。室内はあっというまに綺麗になった。
濡らして固く絞った「クイックルワイパー・ドライタイプ」を化学雑巾*1代わりに使って、ダッシュボード上も拭き上げた。シートにはレザー用のクリームも、極少量だけ塗った。

もちろんシートの下も片付けた。
百円硬貨が2枚、1円硬貨が1枚。輪ゴム、何かを留めていたテープ、そして付箋。付箋に書いてあった文字は色あせている。
そういったいろいろなものが出てくる。文庫本の栞さえ見つかった。

しかし、どうしてこんなに沢山のものがあるのだろう。
昔乗っていた「トヨタ・プリウス」は椅子の下に手が入りやすかった。
今のマツダは、ヒートシーターの配線や、ハイブリッドシステムの何か*2が邪魔をしている。シートの両脇も、物は落ちるが手は入らない絶妙な狭さにデザインされている。さらにサイドブレーキがレバー式だから、シート横が狭苦しくなっている。

とはいえ、前に借りて2週間ほど乗ったベンツの大型セダンも、シート下に落ちたものは拾いづらい構造をしていた。高い車だから気配りができている、というわけではなさそう。
旅先でレンタルした軽自動車のほうが、掃除は楽だった。

まあ、落とし物が多いのは車に乗っていた時間が長いからかもしれない。長距離移動という点で、今の車は本当に酷使している。四国と本州の往復が日常だった時期もあったから、運転中に何か落としてうやむやになったことも多々あるのだ。

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掃除といえば、今日はランタンの掃除もしたのだった。
大昔に買って、10年以上放置していたガソリンランタン。今となってはLEDライトのほうが明るくて軽くて便利だが、防災用に保管してある。
前に使った時に雑な掃除しかしていなかったので、油汚れが変な具合に固まってしまっていた。
ばらばらにして、石鹸水やスポンジで汚れを落とし、乾いたら組み立てる。ネジ部分にはごく薄くシリコンオイルを塗って固着を防ぐ。ガラス部分の取り扱いに気を遣うが、機械としては単純なものである。薄いコルクのパッキンが劣化していたので、シリコンゴムで作り直してみた。
暑いなか車の掃除を終えた後だったから、涼しい室内の作業は休憩時間みたいなものだ。