午後に出かける用事があった。
ちょっと遠いけれど運動のため自転車で行こうと考えていたら、いきなり雷雨が。
スマホアプリの「雨雲レーダー」が後追いで騒ぎ出したくらいに急な雨だった。
そのうち止むかと待っていたら、どんがらどどーんと近所で雷が落ちた。音と光からして3kmと離れていない場所だ。
こうなると自転車は怖い。
雨が止んでも道路は濡れているし、また急な雨が来るかもしれない。
というわけで用事は車で済ませてきた。
自転車に乗れない分は、かき氷を食べることで代替としたい。
かき氷で運動不足は解消できないけれど、甘いおやつのなかでは比較的ヘルシー、それにおいしい。何より快晴の時に比べたらお店が空いているし溶けにくい。
これはもう大臀筋や広背筋を鍛えることに匹敵する、人生の栄養である。
しかし結果から書くと、かき氷は食べることができなかった。
お店に行ってみたら断られたのだ。
たぶん僕が1人で、お客さんが全然いない状態で、平日の午後だったからだろう。
1人分の手間をかけるより、さっさと店じまいしたかったのだ。
まず「お客さんは1人?」と聞かれ、イエスと答えると「うーん、じゃあ駄目」と言われてしまった。
確かに奥のイートインスペースの半分は電灯が消され、店主以外のスタッフもいない。
でも15時を少し過ぎた時間だった。いつもは16時30分でも注文を受け付けている。
押し問答なんてするつもりもないし、雨は定期的に強くなるので「では仕方がない」と店を後にしたのだが、こうなると振り上げた拳(のようなオヤツへの欲求)を下ろす場所に困る。元来、気の利いたかき氷店の少ないエリアなのだ。
他にもやることはたくさんあるし、頭は低気圧で痛む。
こういう時にコンビニ辺りで代替品を買ってもろくなことにならないと長い人生で学んだから、黙って帰宅して、黙って羊羹を食べた。
そんな金曜日。
世の中はプレミアム・フライデーだが、全くそんな気分にならないまま週末そして月末を終えようとしている。
幸いなことに眠気だけはしっかりと来た。こういう不景気な日に夜ふかしをしても良いことは何一つ無い*1ため、おとなしく寝ることにする。
先ほど外に出たら、まるで冬みたいに星が綺麗だった。見ているうちに厚い雲がやってきたけれど。でも暑くて寝苦しいことはなさそう。
では寝ます。おやすみなさい。
*1:と人生で学んだ。