無人駅。そして辛すぎるカレーパン、甘いコッペパン。

富士山の麓まで仕事で出かけた。
色々とばたばたして、お昼を食べるタイミングを失う。

そういえばこの辺りに…とGoogleMapを見たら「パン屋」のリスト*1に古い製パン所の名前が。
いつか行きたいけれど、ここだけ行くつもりもない、という場所だったから、今回は良い機会だと行ってみた。幸い、仕事の合間でもある。

 

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日東ベーカリー、予想よりこぢんまりしていた。
お年寄りがひとりで切り盛りしている感じ。朝に焼いた大きなコッペパンが有名らしい。コッペパンは様々なフィリングを選ぶことができる。

色々と迷ったけれど、見慣れない名前のコーヒークリームを選択。
しょっぱいものも食べたいからとカレーパンを買おうとしたら「普通のと、辛いの。どちらにしますか?」と聞かれた。せっかくなので「辛いの」をお願いした。

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すぐ近くにあるローカル線の「岳南鉄道」の駅で、電車を待ちながら食べることにする。
昼過ぎなので電車の本数は少ない。誰も来ない無人駅で、持参したコーヒーと共に食べていると、まるで旅行エッセイみたいである。

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駅の風情がとても良い。
工業地帯を走る小さな電車で有名な岳南鉄道、この駅はまさに隣が工場だった。
今日は移動のために乗ったのだが、いつか輪行もしながら探索してみたいものだ。
無人駅から無人駅への移動だったから、バスのように「乗車整理券→車掌に現金で支払い」だった。四国生活でも無人駅は当たり前だったけれど、基本は電子マネーだったから、少し戸惑った。そもそも現金で公共交通機関の料金を支払ったのが久しぶり。

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しかしカレーパンは本当に辛かった。
きちんと「カレーパン用のカレー」の味付けなのに、しっかり辛い。苦手な人は全部食べられないかもしれない。でもおいしい。中高生の時に出会っていたら、くせになっていたかもしれない。
優しい雰囲気の(大昔のku:nelに出てきそうな)お店なのに、どうしてカレーパンのみ過激なのか。

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とはいえ、コッペパンもある意味で過激だった。
こちらはしっかり甘い。こんなにたっぷりコーヒークリームを挟んで大丈夫なのか、という量のクリームが楽しめる。といっても昨今の「馬鹿盛り」的な量ではないあたり、好感が持てる。
コッペパンそのものもおいしい。今までコッペパンに対し「焼き立てか否か、おいしいか否か」を気にしたことはなかったけれども、ほんのりと内側だけが温かい、簡素なパンは実に良いものだった。

 

地元パン手帖

地元パン手帖

  • 作者:甲斐 みのり
  • 発売日: 2016/02/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

おやつ兼用みたいな昼食、栄養も時間も不十分だったけれど、これはこれで満足。
岳南鉄道も素敵だった。

 

 

明日から長雨の予感。既に少し頭痛がしている。
そして妙に蒸し暑い。苦手な季節がはじまる。

 

 

お題「これ買いました」

*1:自作リスト。気になる情報は片っ端から保存している。

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