「趣味は映画です」の再開  #静岡シネギャラリー

静岡市葵区にミニシアター「静岡シネ・ギャラリー」がある。
ミニシアターとしては大きめの、とても良い映画館だ。

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小さな映画館は、旅先や引っ越した先(三重県香川県)でも頻繁に訪れている。
どこに行っても「静岡といえばシネ・ギャラリー、シネ・ギャラリーといえば充実した企画と会員制度」と話題になっていた。なかなかに珍しいスタイルのミニシアターらしい。

実際、静岡県中部の映画好きにとっては最後の砦みたいな映画館である。
都会に比べたら遅い、上映期間が短い、といった不満はあれど、それでも守っていきたい素敵な場所だ。

静岡に住んでいる時はもちろん、他県にいたときも応援のつもりで会員になっていた。
昨年は諸般の都合でスタンダード会員(年会費3500円:2回の無料券と通年割引、毎月の案内送付*1)だったけれど、今年はスペシャル会員になってみた。

 

スペシャル会員の年会費は7000円。
無料鑑賞券は6回。もちろん平日や休日の割引制度や案内送付も付く。
申し込み時の出費は多いが、おそろしくお得である。

なにより6回の無料鑑賞は大きい。
金額そのものというよりも、「ちょっと興味があるな」くらいの作品を映画館で観ると、なんというか世界が広がるのだ。
特定のジャンルや雰囲気の映画だけを選んでいるだけでは気が付かないものがたくさんある。
数年前にこのスペシャル会員になった時に、その感覚を実感した。
はじめて「趣味は映画です」と言えるようになった気がした。様々な作品を観るうちに、最近の映画のトレンドや社会の流れみたいなものも知ることができる。

1年間で6回というと、漫然と過ごしていると無料券が無駄になる。しかし、意識して映画館に通うようになると足りない。映画を緩めの習慣にできる、素人にはちょうどよい分量だと思う。もちろんシネコンで大作を観ることもあるし、他のイベントやミニシアターにも行く。そういう余暇の映画生活に加えて、週末を迎えたときにまず「さてシネ・ギャラリーでは何を上映しているのかな?」と考える習慣が付くことも、なかなか得難い体験になる。

まるで「無料だったら人間はスポーツジムになんか通わない」みたいな話ではある。ただ、こうして環境を整えてはじめて動く物事は多いし、その先にしか見えないものもある。

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もちろん、この新型コロナの蔓延で苦境に立たされているミニシアターを助けたい、という思いが最初にあるのだが、しかしとりあえず今年は趣味を映画に定めるべく、先行投資をしてみた。

 

 

ちょっとわくわくしている。
見たい作品が2つ、数カ月後に気になる作品が1つある。今年は「映画が趣味です」と言えるはずだ。

 

www.cine-gallery.jp

 そんなシネ・ギャラリーの会員募集、今年の期限は5月9日まで。インターネットでも申し込めるので、気になる人は是非。

 

ミニシアター巡礼

ミニシアター巡礼

  • 作者:代島 治彦
  • 発売日: 2011/09/01
  • メディア: 単行本
 

 

大阪

大阪

 

 

お題「これ買いました」

 

*1:充実したパンフレットに加えて、上映予定作品のフライヤーが全て届く。この“全て届く”のが良いのだ。十数枚のフライヤーを読むだけで数時間は楽しめる。