清水区の「カレー美術館tiam」

所用で静岡市清水区の巴川河口近辺を歩く。
せっかくなので「カレー美術館tiam」でお昼ごはんを食べることに。

 

おむすびの転がる町

おむすびの転がる町

  • 作者:panpanya
  • 発売日: 2020/03/31
  • メディア: コミック
 

 

名前は奇抜だが、ここはいわゆるスパイスカレーのお店。
ここ数年で急増した、数種類のさらっとしたカレーを“あいがけ”して、薬味や小さなおかずも一緒に乗せたカレーのお店だ。ヘルシー感とオーガニック感があって、カフェごはんから専門店まであちこちで見かけるようになった。

実はこのタイプのカレーは苦手だ。
スープっぽいものをご飯にかけるのが好きではない。
普通の家のカレーでも、ご飯と混ぜずに食べる*1
スパイシーな料理ならもう少し辛くて香りも塩気も強いほうが好き。
どの店も、かなり冷めた状態で提供されているのも、なんだか気になる。

 

コーポ・ア・コーポ 1 (MeDu COMICS)

コーポ・ア・コーポ 1 (MeDu COMICS)

 
コーポ・ア・コーポ 2 (MeDu COMICS)

コーポ・ア・コーポ 2 (MeDu COMICS)

 

 

とはいえおいしくいただくことはできた。
特にこの店のカレーは、こういったタイプのものとしては、とても高水準な出来具合だと思う。料理の目指す先にきちんと到達できている感じ。なかなかできることではない。

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こういった「好きでないが食べるしおいしさを感じる」という感想は受け入れ難い人もいる。
僕も子供の頃は、嫌いなもの、苦手なものは、すなわちまずいものだった。
今もピーマンの肉詰めは苦手(ピーマンが苦手)ではあるが、あの料理の特徴や持ち味はわかっていると思うし、食べれば「ピーマンまずいなあ、でもこの肉詰めは胡椒が強めにしてあって、好きな人は喜ぶのではないか」といった分析はできる。だから嫌いなものでも食べるし、自分で作ることもある。
「食べ物を残すのは失礼だからorもったいないから駄目だ」といったモラルや省資源の観点とは別に、食べてみてわかることは多いし、自分の好みは料理の評価の一要素でしかないのだ。
たまに説明すると「えー信じられない」と言われることもあるけれど、でもそうなのだ。

 

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今日のカレーは2種類の“あいがけ”を選んだ。
チキンとオレンジのカレー、そしてイカとアスパラガスのカレー。
想像していたよりもオレンジ感は薄い。柑橘っぽさは完全に隠し味だった。でもこの組み合わせはとても良かった。
イカとアスパラガスのほうが、わかりやすい味わいだった。イカの風味がしっかり感じられて、アスパラもおいしい。
数種類のマリネやピクルスの類も良かった。ただ、やはり混ぜて食べるカレーが苦手なのと、野菜類の汁がずいぶんと多くて気になってしまう。

ぱっと見てわかりづらいところにある小さな店ではあるが、たぶんまた行くと思う。
次はどんなカレーに出会えるのだろう、と楽しみになる店だった。

カウンターは透明なパーティションで完全に仕切られている。大昔のエスニック趣味なカフェみたいな(無国籍とか多国籍といった言葉があった…)内装も懐かしい。
時間が早かったからか、とても静かで落ち着いて食べることができた。

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ところで店名の「カレー美術館tiam」ってどういう意味だろう。
というか読みかたさえわからない。

とにかく偶然の選択だったが、なかなか充実した昼食となった。
そんな土曜日。
他にも色々あったけれども家族や親戚のことなのでここには書かない。

 

 

お題「わたしの癒やし」

お題「ささやかな幸せ」

*1:親子丼なども、可能な限り混ぜたくない。