いま帰宅した。
先程まで映画「シン・エヴァンゲリオン」を観ていた。
この先、ネタバレが無いよう留意して書く。
といっても*1ネタがバレて云々の作品ではない。特に今回は最終回ということで、順当かつ極めてエヴァンゲリオンな映画になっていた。
大満足。
おそらく今年の個人的No.1になる作品ではないか。いや、まだわからないのだけれど、一時期あれほど通っていた映画館から遠ざかった昨今、心から「観てよかった。劇場で楽しめてよかった」と思えた作品だった。
本当は、10年目の3月11日 ということもあって、こういう「娯楽100%のお出かけ」は避けたい気分だったのだが。でもまあ、混雑を避け、かつスケジュールの合間を探したら今日が最適だったのだ。
寂れたシネコンの平日の夜にしては混んでいた、のかもしれない。
それでも僕の視界*2から数えた限りでは10人程度。全体でも15人はいないはず。
全員が僕と同じ「平成に魂の一部を置いてきた中年」ではなくて、声優好きであろう若い女性や、デートの一環といった雰囲気のカップルもいた。
でもほとんどの人が、何かしらの終わりを実感しながら観劇に望んだのではないだろうか。予告編が終わった時から背筋が伸びたような雰囲気があったのは錯覚ではないはず。
それくらいに大きな作品だった。
今は余韻に浸っている。
3月11日という日付とともに、「平成」について、先ほどからぐるぐると考えている。
それでも寝ます。
なにしろ木曜日。まだ明日も仕事だから。エヴァは終わっても生活は続く。