書くことがない。
何しろ寒い。連休中ということもあり、飲食店も混んでいる。
そして、個人経営の気の利いたお店は、年末年始の代わりに、今はひっそりと店を閉めているのだった。
だから気分転換と最低限の運動のために外出しても、特に書くべきことが見当たらないのだ。
仕方がないから、昼ごはんについて書く。
今日もまた大根が届いた。大量消費を最優先に鍋にしてみた。
大根は薄く切る。自分用なので皮も使う。
スライサーが怖いから、包丁で適当に切った。家族や他人に食べさせるのなら、ピーラーで薄く長く切るのが綺麗だと思う。
生姜は薄切り。半分は千切りにして、薬味に使う。
大根も生姜も、自分の直感よりも多めにするのが、この鍋のコツ*1。
出汁は、豚肉の薄切りと、かつおだし。顆粒のかつおだしを、濃い目に使う。
そしてナンプラーなどの魚醤で塩味を足していく。今日は北陸土産の「いしる」を使った。
東南アジアと沖縄の中間を狙っていくのが良いと思う。
メンマも入れる。そのまま使うと闇鍋じみてくるので、細切りにする。
こういうところで、ひとり鍋の風合いが変わってくる。侘しさは全く減らせないとしても、手を動かす価値はあるはずだ。
具はこれだけ。
大根を煮て、豚肉と共に食べていく。メンマはアクセント。
アクを避けたいので、豚肉の途中投入は避けたい。準備段階で薄切り肉をしっかり煮て、柔らかくしておくほうがおいしい。
ここで豆腐やネギを入れると、いつもの鍋になってしまう。それでは大根をたくさん食べられない。
中盤からは胡椒をたくさん振り入れて、味に変化をつける。
「締め」に入れる炭水化物は、今回は想定していない。そんな余裕があるのなら大根を食べればいいのだ。
今日は昼の1人鍋だったけれど、ほぼ同じレシピで友人に振る舞った時にも、なかなか好評だった。
鍋は具材の種類を減らしたほうが、料理として上等に見える。
ちなみに豚肉ではなくて鶏団子でもおいしい。時間があれば、出汁にスルメを使うのがおすすめ。
もっと簡便にしたいのなら、袋入りの即席ラーメンを使うのもいい。
麺は最後に入れるとして、スープと野菜と肉類で鍋ができる。もちろん「鍋スープの素」を使ってもいいのだが、自分にも我が家にも、あれを買う文化が無いのだった。
*1:目的が大根の消費なので。