先日に引き続き、亡くなった親戚に関係した諸々を手伝う。
手続きや支払いは従兄達が行うけれど、地元民(といっても遠方だ)である自分が、車の移動や運搬などを担っている。
家族の体調も悪く、家事の分担も増えている。
そんな状況だから*1、ごはんは「がつん」としたものを食べたい。
というわけで清水区の「五郎十」へ行って、ミンチカツ定食を食べてきた。
清水区、三保半島の老舗とんかつ屋。
基本的には地元の人向けの店ではあるが、巨大なとんかつ(ビーチサンダルより大きくて分厚い)を目当てに、バイク乗りやロードバイク趣味者も訪れる。
大きいだけではなくて、とてもおいしい。
新品の植物油で軽く揚げた高級なやつではなくて、ラードの風味が強い庶民のとんかつだ。カラシとソースをたっぷり付けるとおいしいタイプ。
そんな店だが、今日はミンチカツ定食にしてみた。
いわゆるメンチカツ。
これも大きい。ソフトボール大のタネを潰して焼いたくらいの容積はある。高さが4cmを越えていた*2。
こうなると、一切れで普段の夕食における「動物性タンパク質」の量。しかし周りの卓では、老人もこの巨大なミンチカツやとんかつを食べ進めているので、我が家が間違っているのだろう。いわゆる食の欧米化である。
こんな大きな挽き肉の塊を食べることができるのかと危ぶんだが、しっかりおいしくいただけてしまった。ご飯は半分にしてもらってちょうどよい。
ただし、たぶん寝るまでは満腹感が続くだろう。
帰路、明日の食事の買い物のためにスーパーマーケットに立ち寄ったのだが、何もメニューが思いつかずに困ってしまった。
店員も店主も高齢で全体的にのんびりしたお店。
今日は換気のため、座敷の掃き出し窓は全て開放してあった。正直なところ寒いが、それでも居心地は悪くない。
どうやら長い揚げ物の待ち時間を厭う人達は、豚の生姜焼き、そしてミンチカツの生姜焼きを注文するようだ。なるほど次はそれを食べてみよう。
総じて慌ただしく、気疲れもしたし肉体的にも疲れてしまったが、ミンチカツ定食のせいで身体に熱が戻った感じ。我ながら単純すぎる。