12月には、りんごを一箱買うのが我が家の習い。
長野の決まった農家に、毎年お願いしている。贈答用のような上等な品ではないが、スーパーマーケットの品より、明らかにおいしい。
しかし数が多い。
果物が好きな家ではあるが、食べきる前に傷んでしまう可能性がある。
だから親類縁者に少しずつ配ることにしている。
今日は兄家族や従兄の家に届けてきた。
運動不足解消も兼ねて自転車での運搬を請け負ったのだが、考えてみれば僕の自転車には荷台が無い。後付けオプションで平らな荷台を作ったけれど、今は倉庫の奥にある。それに、荷台を使うには大げさな量でもある。
とはいえ、普段のかばんでは多すぎる。
色々と試して、手元にある最も大きなリュックサックに、りんごを詰めていくことにした。「これも持っていって」と頼まれて、大根や白菜も運ぶ。
まるでウーバーイーツの人みたいである。
リュックサックは箱型で、深緑色なのもウーバーっぽい。
見た目なんかどうでもいいけれど、交差点で停まった時に、隣のミニバンで子どもたちがこちらを指差して何かを言っているのは気になる。それくらいにウーバーイーツ用のあれにそっくりなのだ。
それにしても寒かった。
昨年の冬を過ごした香川県は暖かかった。静岡県も数字では同程度なはずだが、風が強くて湿度が低く、ちょっと大変。
自転車に乗っている時は、長袖Tシャツに薄いフリースを重ね、ハンティングジャケットやマウンテンパーカーを着ていれば寒さは感じない。今日は風が強かったから、マフラーを巻いただけ。念のため持ち歩いているダウンベストの出番は無い。
周辺の県に比べても温暖*1ではあるものの、それでもこの土地で暮らしている身としては、今日は寒い。厚着をしなくて済むのは本当に助かるけれど、やはり冬は苦手だ。
そんな日でした。
腕はまだ腫れている。でも普通に暮らす。
りんごを届けた先の人達ともほとんど話せなかったが、お互いに元気で歳を越せればと思う。今年最初の「良いお年を」を伝えた日でもあった。
*1:今年は、庭に生えたアボカドが冬越しできそう。いつもはそろそろ枯れてしまう。