日帰りソロキャンプ庭編

2人用のテントが手に入った。

親戚が1回使っただけのテントを処分するというので、家族が貰ってきたのだ。
昨今増えた、にわかアウトドア趣味者である親戚が、雑誌に影響されて高性能だがややこしい構造のテントを購入したのが今年の初夏。初回の組み立てに手間取って「これは使えない」と手放すことにしたのだった。
ちょうど自分用のテントが劣化してきたし、防災用にもなるから、試しに使ってみる。

試してみたところ、確かに少し組み立ては難しい。
軽く、コンパクトに、しかし使用時にはしっかりと容量を稼ぎたいから、どうしても一般的な造りからは離れてしまう。
とはいえ、かつての登山用小型テントに慣れた人間なら、試行錯誤しながら短時間で組み上がるだろう。
何の経験もなくキャンプ場で開封したら、間違った組み方をしてしまう可能性もある。その場合は、夜中に柱が外れてしまいそう。面白いかたちだが、直感的とはいえない。

f:id:t_kato:20201129223304j:plain

今年は、この種の話を何度も聞いた。
つまり、新技術とアイデアで作られたそれなりの性能のキャンプ用品が、数回使っただけで見限られ、手放す事例の話。
中古品のお店にはバーナーやコンロが溢れているという。わざわざ新品を買う必要は無いのかもしれない。

 

時間があれば、誰もいない山奥に行って、キャンプと焚き火をしても良かった。
しかし今日は大掃除の日。
12月は忙しいから、大掃除の5割くらいを今の時期に済ませてしまうのが我が家の習い。ちなみに9月頃にも1回、中規模の大掃除(?)をしている。テントを試す時間はあるが、出かける余裕は無い。

だから掃除の後に、庭でテントを張って、夕方まで過ごした。
冬とはいえ暖かく、マットを敷けば昼寝もできる。台所で淹れた紅茶も飲める。
万が一の事故で医療機関に負担をかけることも無い。野山のキャンプの何倍も安全で快適。

f:id:t_kato:20201129223158j:plain

そんな1日。
しかし軽いテントだ。昔なら、高山を登るための本気の値段と構造のテントが、現在は街のアウドドア用品店で買えてしまう。
そのテントは、今は畳んだ状態で机の横に立て掛けてある。たまに持ち上げて重さを確かめている。新型コロナの流行が収まったら、この軽いテントと少なめの荷物でキャンプに行きたい。

 

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

 

お題「気分転換」

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。