焼津市の古い商店街にある喫茶店「キャノン」に行ってきた。
ここは絵に描いたような古い喫茶店。焼津市の名店といっていいだろう。
今日は少し遅めの昼食を食べた。
選んだのは、チーズバーガーとフライドポテト、そしてホットコーヒー。
セットメニューのようなものは、この店には存在しない。
チーズバーガーは、パンもハンバーグもやわらかい。手作りのハンバーガーって感じがする。この店は銅板で焼くホットケーキが有名だが、このパンも同じように焼き目を付けているのではないか。
肉汁もアボカドも無いけれど、僕はこの店のチーズバーガーが好きだ。
フライドポテトも少し変わっている。
潰して練り上げたじゃがいも*1を細く絞り出して揚げたものに、謎の黒いスパイスをふりかけながら食べるのがキャノンのスタイル。謎というか、まあ普通に黒っぽい胡椒である。
もう稼働していないコインゲーム(麻雀ゲーム)のテーブルで、こういうものを食べていると不思議な気持ちになる。「レトロ喫茶巡り」みたいなテンションではなくて、ただ昼食の時に近くを通ったから「たまには」と選んだだけの店。
でもやっぱりいい店だ。コーヒーもおいしい。
店主のおじいさんが丁寧に作ってくれる昼食ではあるが、それでもファストフードである。お腹いっぱいになって、夕食(鯖鍋)がちょっと大変だった。
ずいぶん涼しくなった。
焼津市から見える富士山も山頂は白っぽい。まだ秋の花も咲いているが、街はクリスマスの装飾も始まっている。
*1:マッシュポテトが近い