静岡に引っ越したら行きたいと思っていた日本平動物園、ようやく訪れることができた。
今回の主目的、先月に名前の公募があったマレーバクの赤ちゃんはかわいかった。
大型獣の多くは、すやすや寝ていた。
飼育員さんが言うには、長雨と高温多湿が続いて、ようやく晴れ間が出てリラックスしているのではないかという。なるほど。
筒型の水槽をすいすいと行き来するのが売りのアザラシも、今日は寝ていた。
知らないちびっ子が、両親および祖父母に激怒していたが、仕方がないことである。しかし、筒の上を塞ぐように寝ていたのは、どうにも態度が悪いのではないか。何頭もいるのだから、昼寝組と筒パフォーマンス組でローテーションを組めば良いのに。
ちびっ子といえば、今日は友人とその娘さんを連れての来園だった。
ほぼ「足代わり」であり、それほど解説もしていない。まだ細かい話がわかる歳でもないので。僕としては「オタクは早口になる」ことを何度も思い出して、ことさらゆっくり喋ることに注意した。
1人で好き勝手に巡るのが当たり前の自分にとっては、檻のこちらがわにコントロールがし難い小動物がいる状況は、なんとも不思議というか新鮮ではあった。視点が違えば感想も違う。動物も人間も面白い。
残念ながら、ちびっ子ふれあい動物園は新型コロナ対策により閉鎖中。
でももちろん、ヤギやモルモットやヒツジは暮らしていて、柵越しに見ることができる。
数ヶ月のブランクがあるからか、人間がいればガアガア鳴きながら近寄ってくるヤギ達も、のんびりこちらを眺めるだけ。ふれあい動物園に限らず、多くの動物達が、人混みを忘れているように見える。
雨の心配が要るくらいの曇り空、結果的には日差しの心配が要らなくて(快適とはいえないまでも)ここ数週間では最も行楽日和だった。
子供の頃から何度も何度も訪れている、自分の中ではスタンダードな動物園。他県の綺麗で広い動物園と比べると見劣りする部分も多いけれども、それでも一番好きな場所。ここが原点であり、様々な楽しみ方ができるホーム・ズー*1である。
*1:そんな言い方は無い。