昼前にALLEE RESTAURANTに行ってガパオライスを食べてきた。
カボチャをたっぷり使っているガパオライス、ちょっと珍しい。そしておいしい。
ランチに付いてくる小さなサラダに桃が入っているのが嬉しい。桃は豊かな気持ちになりますね。
さて、先日行ったスズキ歴史館について書こう。
といっても、僕は車やバイクに強い興味があるわけではない。機械全般が好きだから、見ていて全く興味が沸かないことは無いのだが、この手の企業博物館にいる、目をキラキラさせたおじさん達に比べたら、ほぼ一般人である。
しかし日本の近代史とのつながりも見えてくるし、自動車・バイク産業の発展の歴史はそのまま自分の子供時代との関係もわかるから、3階建ての展示室全てをたっぷり楽しむことができた。
今は新型コロナの関係で完全予約制、とはいえ前日や当日でも容易にWebサイトから予約が取れるから、不便は感じないだろう。子供向けのシミュレーター等は閉鎖されていたけれど、展示は他にも山ほどあるから、これも問題ない。
展示は3つのフロアに分かれている。
まず、創業(織機の制作)から始まる歴史のフロア。
隅の方に、唐突に、そしてかなり広く「浜松の紹介エリア」があって驚く。この部分だけ、正直なところつまらない。自衛隊のフライトシミュレーター(子ども用?)があったけれど、スズキは関係ないはずだ。なんとなく地場産業としてのシガラミを感じる場所だった。
世界に展開している企業だから、各国の紹介もある。見ていると、スズキはインド企業ではないかと思えてくる。
そして、時系列に、バイクや自動車や、その他の乗り物が並んだフロア。
ここがいちばん見応えがある。
本で見ただけの古い車、子供の頃に見かけた車、そして若い頃に友人が買った車もある。僕はスズキ製品に乗ったことはないけれど、バイクと軽自動車が主な商品なので、この会社の乗り物は日常生活で当たり前に見かける。
ワゴンRの初期型なんて、今の目で見るとより魅力的に映るから不思議だ。
そして「車ができるまで」の紹介だけで、まるまる1フロアを使っている。
ここも楽しい。
クレイモデルの実物や、様々なカットモデル、実演用のマシンなどが大量に展示されている。デザイン課のパソコンがWindowsXPだったりと、少し古いところはあるけれど、でも質も量も充実し過ぎていると思う。車の設計などは、ちょうど数年前に新しい思想・技術に切り替わったこともあり、丁寧にアピールをしていた。
もちろん、新製品のアピールや、企業活動のPRをするコーナーもある。
パンフレットも沢山置いてある。
スズキ好きでなくとも、行けば楽しめると思う。
ついでに、同じ市内にある「うなぎパイファクトリー」や「楽器博物館」に行くのも良いだろう。社会見学とも違う、産業を普段とは違う側面で見ることができる。なかなか珍しい機会だった。