夕食はきちんと作ったのだが、食べる気分にならない。
昼に前の仕事で関わった人(というか元社長)に呼ばれて、外で食事をしてきたのだ。それでお腹がなかなか減らない。
ちなみに昼食はハンバーグ定食(ハンバーグ、サラダ、ロールパン、味噌汁)。この人は気が向くと、いきなり電話をかけてきて、食事に誘う。
忙しい人でもあるから、昼なら讃岐うどんか喫茶店の洋食かインドカレーといった、ファストでファーストな食事になる。
夜ならば回転寿司、あるいは誰かとの「酒の席」へ同席することになる。
彼なりの親切ではあるけれど、ややカジュアルに過ぎるので、この「唐突に食事を奢る行動」は、奥様から何度も怒られているらしい。
僕も、ありがたくはあるけれど、急に「近所に来たから、メシでもどうだ」なんて、学生時代みたいで、いつも面食らってしまう。体育会の先輩にメシを奢ってもらう、みたいな雰囲気がある。
それに何より、自分の食事計画(冷蔵庫管理スケジュール)に狂いが生じる。
奢ってもらった人間が言うのは傲慢かもしれないが、この種の生活感覚の欠如は、特に奥様にとっては怒る理由になると思う。
とにかくそんな感じで、夕方からは食事の仕込みをしたのだけれど、きちんと食べるほどの食欲が無い。
でも今日は、「おやき」がある。
長野在住の友人が送ってくれたのだ。
LINEのやりとりで「おやきが好き」と言ったら、クール便で届けてくれた。ありがたい。
野沢菜も、クルミ味噌も、どちらも良い。
「おやき」は土産物屋やサービスエリアで買っても、商店街の焼き立てパン屋で買ってもおいしい。
でもさすがに地元の人が選んだ店だ、それらよりもおいしかった。グーグルマップで見た感じでは、重厚な老舗といった雰囲気ではないが*1、しかし地元で愛される店とはこういうものなのだ。
http://www.tsuruya-corp.co.jp/
普段なら、こんな単品で「佃煮・ごはんのお供」になるような具材を饅頭に入れて食べない。でも「おやき」は特別。とてもおいしい。
そんな1日。そういえば、朝食は餅を焼いて食べたのだった。米のごはんを食べない日、自分としては珍しい。
お題「#おうち時間」