開いていた図書館

図書館に本を返しに行ったところ、開館していた。

数日前には、しばらく臨時閉館する、だから貸し出し期限は延長する、と掲示板にあった。Webサイトにも、その旨書かれていた。

先ほどWebサイトを見たら、感染者数その他の数字が落ち着いたことを以て、限定的な再開をすると「ニュース・お知らせ」欄に書き足されていた。

有り難いことである。
もちろん、まだ限定された利用しかできない。
全ての机と椅子は使えず、新聞や雑誌も片付けられている。新聞が無いと、それだけで長居するお年寄りがいなくなるから防疫上は効果抜群だが、彼らの生活習慣が崩れている点は少し心配だ。
人も少なく、かつてのようにのんびりと棚の間を歩き回る雰囲気ではない。

しかし自分としては、本を借りることができれば、それで十分。
今日も2冊、小説を借りた。

シリーズで読み始めた本の4巻が棚に無くて、「いつも無いんだよなあ。まったくここで止まっているんだよなあ」と困っていたら、実は僕が予約して、取り置きしてくれていたのだった。3月の訪問時には誰かが借りていて、次の予約をしていたことを忘れていた。
もちろん忘れた僕が間抜けだ。でも、普段ならばメールも届くはずなのに今回は特に何もなかった。さらに長期休業での特別処置であった貸出期間の延長も継続中で、しかしWebサイトの個人ページではその旨が反映されていないなど、あちこちがちぐはぐである。
この混乱した状況で、それでも可能な限り、本を公共に提供する図書館という組織は本当にすごい。
本なんて読まなくても生活はできるが、しかし大切な社会の要素なのだ。

 

本の花 料理も、小説も、写真も (角川文庫)

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  • 発売日: 2020/02/21
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この県立図書館は、周囲の緑地がなかなか気持ちが良い。
今風の凝ったデザインではない。
ふた昔前の重厚な建物と、その横にある駐車場の間に、歩道と植栽があるだけ。でもその樹木と石畳の短い通路を歩くのが好きで、入り口から遠い場所に車を停めてしまう。
自分にとっては、この場所を歩くことも、県立図書館を選ぶ理由の一つとなっている。

なんてことのない公共スペースではある。自分でもこの場所に惹かれる理由が、いまひとつ説明できない。

 

([お]8-1)おとぎ話の忘れ物 (ポプラ文庫)

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  • メディア: 文庫
 

お題「ささやかな幸せ」

 

お題「#おうち時間