往路も復路も運転時間はそれぞれ6時間程度。グーグルマップのナビが示す道が毎回違う気がするのだけれど、時間はそれほど変わらない。個人的には、3分早く到着する提案をする前に、その時に高速料金が1000円以上余計にかかることに留意して欲しいところ。
とにかく往復で1000kmと少しの走行距離で無事に戻ってきた。平均燃費は23.4km/L。
運転そのものはそれほど苦にならない。
いつもの寄り道、三重県菰野町のSnugでは美味しいごはん*1を食べてコーヒーとケーキも楽しんだし、高速道路から眺める京都大阪神戸も意外と楽しい。
どちらかといえば、帰宅してからが面倒だった。
明日からの食材を買いにイオンに行って、まず疲れた。
スーパーマーケットでの買い物は自分にとって娯楽に近いが、それは数日間の料理について考えながら、あるいは掃除や洗濯について検討しながらのそれに限る。今日は米や卵などの基本の食材を買うだけだったため、作業感が強かった。なにしろ冷蔵庫を空にして帰省したから仕方がない。明日からのお弁当生活にも支障がある。
そして荷物。昨日の日記に書いたように、実家の倉庫に眠っていた自分の荷物(三重県時代の一人暮らし用品)を全て、この四国の地に運び込んだのだ。
全て車から降ろして、部屋に並べた。
運びながら、なんだってこんなものを、と考えてしまう。
タンバリン*2とか、能面とか、CDウォークマンとか、どこかのナチュラルな雑貨屋さんで買った手箒とか、これを明日からどう活用すればいいのだ。マグカップなんて曜日毎に使い分けしても余るくらいだ。
というか、今日の搬入物は、明日からの日常生活に対しては、床面積を狭くする以外の影響が無い。
今からでも色々と手を付けたいところ。古い食器は酸素系漂白剤に漬けた後に磨きたいし、本も整理したい。でもそういう事を始めたら徹夜になってしまうから、ぐっと我慢して今日はもう寝る。
しかし本当に変な風景だ。
大学時代と、社会人になってからの三重県での生活、それぞれの一人暮らしの品々がアパートの床に並べられている。おまけに両親から貰ったスーツケースや時計(とても高価なもの)もある。ちょっとずつ買い足していった工作用の材料もある。
眺めていて思った。
これは瀬戸内国際芸術祭の展示みたいだ。
展示『移動する廃棄物』(秋会期:高松エリア)
「溜め込んだ不用品を通し時代を俯瞰する」活動で知られるka氏。多島海に面した高松市の単身用アパートに中年男性のあらゆる品を並べて展示。昨年から断続的に続けてきたこのインスタレーションは、秋会期の最終日に完成する。氏の生地である静岡県から運ばれた「廃棄物=不要物」は同時に氏のお気に入りである。
青い表示やスタンプを用意すれば完全に芸術祭。フラム氏もニッコリ、である。まあ、瀬戸内国際芸術祭は今日が最終日なのだが。
とにかくそんな感じで疲れた。
さっさと寝て、早起きして、明日の朝からがんばる。
おやすみなさい。良い帰省でした。