熱中症の半歩手前とAI_JAZZについての日記。

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なにしろ暑くて、家にいると気が滅入る。そんな話を知り合いと(TV会議で)話したところ「山は意外と涼しい」と言うので、近所の山に登ってきた。

讃岐の地において、山はおにぎり型が多い。平野からいきなり山、絵本やゲームみたいな地形なのだ。
自転車で行ける距離に、そういうおにぎり型の山で、簡単なハイキングコース(頂上の神社への参道でもある)が設定されている場所を把握していた。

この短いハイキングで、死ぬかと思った。
木で日陰になっているけれど湿度は高い。風が全然通らない。
そういう場所なので「意外と涼しい」なんてことはない。

ほとんど気まぐれに、冷たい紅茶を水筒に入れて持参していた。一応は頂上まで登ったものの、すぐに下山した。注意深く紅茶で水分補給をしながら山道を下る。自転車に辿り着いたら目についたうどん屋に入り、冷たいうどんを少しずつ食べる。
入口にあった自販機でスポーツドリンクを買って飲む。

それでようやく人心地がついた。あまり汗をかかないほうなのだが今日は発汗がすごい。身体に熱が溜まったような感じがした。

自転車を走らせている限りは暑さはそれほど気にならない。
でも軽い頭痛やふらつきがある。それから“疲れやすさ”がいつもと違う。途中で書店に寄るなどして、ようやく帰宅できた。

シャワーを浴びてから死んだように30分の昼寝をする。
それから、ビタミン剤など、手元にある身体に良さそうなものを片っ端から摂取してエアコンの効いた部屋で過ごしているうちに、身体は元通りになった。
そういえば、山に入ってからずっと、左の肩がずっしり重くなったのだった。

昔の人だったら妖怪のせいにしただろう。あるいは、このような症状を妖怪として名付けたのだろう。

しかし身体がなまっている。この程度の運動でここまで疲れるとは思わなかった。自転車ならかなりの距離を走って平気になったのだが*1、基本的に運動不足なのだろう。

 

 それと今日は携帯電話を家に忘れて出かけてしまった。
なんとも心細いものだ。山でうっかり倒れていたら、たぶんそのままだ。常時連絡を取り合う相手もいないし、アパートに客も来ない。
そうでなくても、携帯電話が無い状態は独特の不安感がある。メモと地図と通信機とメーラーと買い物リストと音楽プレーヤーと計算機をまとめて忘れたようなものだからか。

 

 

lyrics

lyrics

 
ポケベルが鳴らなくて

ポケベルが鳴らなくて

 

 

 

 

全然関係無いが、今日の作業BGM*2はこれ。

AIに16回、コルトレーンを聞かせたらフリージャズあるいはフリージャズっぽいものをひたすら再生できるようになった、という事らしい。
フリージャズとは、あるいは音楽とは、を考えると実に面白い試み。そして店によっては、これは良いBGMの音源になると思う。音楽好きには話題提供ができるし、同じ曲はまずかからない、それでいてフリージャズっぽさはきちんと保つ。今までは人を雇うなどコストをかけないとできなかった事だ。
知能のほんの一部を肩代わりする、または肩代わりしているように見せる、それだけの仕組みがこうして新しい世界を開く。AIが普及した未来をちらっと見せるにはとても良い例になっている。

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

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ジャズに全然詳しく無い自分としては、作業用BGMはこれでもう十分過ぎる。普通にアルバムやプレイリストを再生していると、どうしても“ハズレ曲”がある。この自動生成音楽は、それが無い。いやコルトレーン風の曲なんか聴きたくない時には全部の曲がハズレなのだが、いずれアーティスト毎にAI自動生成をさせればその種の問題は無くなる。アーティストがAIに“種”を提供する、といった芸術活動だって考えられる。さてAIは絵筆や鑿や石膏なのか、それとも相棒なのか。
「○○風の曲を作ってみた」は大昔のバンドブームの頃から定番のお遊びだった。確かに楽しい。しかしNASAのAI、16回聞かせて作曲できてしまうのか。

 

ザ・ロスト・アルバム(通常盤)(SHM-CD仕様)
 

お題「今日の出来事」

 

 

*1:長距離も走れる自転車で、のんびり走っているから疲れずに長く乗り続けることができるだけ。脚力がついた訳ではない。

*2:求職中の身だが、いくつかのパソコン仕事を家でやっている。

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