自転車で郊外を探検していたらカフェというか喫茶店というか、とにかく看板にパンケーキと書かれた店を発見した。店名は「Fleur」という。
- 作者: ヘレン・バンナーマン,フランク・ドビアス,光吉夏弥
- 出版社/メーカー: 瑞雲舎
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: ハードカバー
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唐突に、そうだパンケーキを食べよう、と思った。
それまで全然そんな事を考えていなかった。家に帰ればオヤツも用意してあるし、まだ用事だって済んでいない。雨だって降りそう。でも食べたいのだ、パンケーキが。
凶悪事件後の警察発表で「ついかっとなって」という表現があるが、それに似ているのかもしれない。もう少しキレイな表現を選ぶのならば、一目惚れが近いのかも。
とにかく、ごく稀に、そういう瞬間があるのだ*1。
パンケーキは好きだ。大好物と言っていい。
最近はあまり食べる機会が無かったけれど、「香川県パンケーキ情報」は自身のGoogleMapにプロットしてある。
外食のほとんどは、まず事前情報を元に日時を決めて訪れる。そういう意味でも、今日は本当に珍しい行動だった。
お店は店主1名でやっている、と看板に書かれていた。
パンケーキは分厚く、おそらく型に入れてオーブンで焼き上げるタイプだろう。なのでこれは、時間がかかる事を示している。
お客さんの少ない時間帯だったからか、気になるほど待たされる事なく、紅茶(アールグレイ)とパンケーキはテーブルに届いた。
表面がさくっとして、中はしっとりというか少し粘りが感じられる、面白い食感だった。
ボリュームがあって、添付のアイス(数種類から選べる)やバター、メープルシロップをそれぞれ組み合わせて食べても十分な量。パンケーキそのものはあっさりしていて、何かを付けるとちょうど美味しくなる。なので、この大きさは大正解である。
自転車散策の中継地点としても良い場所にある。
個性たっぷりのお洒落なこだわりのお店でもなく、かといって昔ながらの垢抜けない喫茶店でもない。気に入った人達が普段使いするにはぴったりの店だと思う。
そして自分もまた、近いうちに訪れたい。
良いパンケーキと良い紅茶、そして良いお店だった。
*1:僕が幼児で、そしてイオンにいたら、寝転がって足をばたばたして「パンケーキたべたい!」と泣いていただろう。「今日たべたい、今食べたい!」と騒いでいたと思う。