ここしばらく、くさくさした気分が続いていた。
瀬戸内国際芸術祭などの「お出かけ」の時はともかく、どうにも色々と上手くいかない。先月末から続く喉の炎症もまだ治っていない。
というわけで、散歩をしてきた。
こういう時は自転車よりも徒歩が良い。運動量と移動距離ならば自転車だが、明るくて温かい春にのんびり歩くのが今日の自分には合っている、そう思えたのだ。実際に歩くと、徒歩の遅さに飽いてしまうのだが、とはいえ大した用事もなく知らない土地を探検する時間は、それはそれで面白いのだった。
近場で歩いてみたい場所、として今日は「仏生山」駅周辺を選んだ。
この当たりは古刹と古い街道、そして古本や雑貨などの新しいお店が点在する。高松市の郊外では「カルチャー」っぽさが感じられるエリアだ。休日とはいえ静かで、散歩にはちょうどよい。
雑貨と玩具とギャラリースペースの有名店、「TOYTOYTOY」もこの仏生山にある。今日は初めての訪問だったが、店主さんが商品や展示品の説明を懇切丁寧かつ楽しそうにしてくれて、つい細々したものを買ってしまった。ここまで「生きている」雑貨屋さんは今どき珍しい。東京にある、「都会はいいなあ。こういう面白い店があって」という場所がどうして四国の片隅にあるのか。ここはこれから、何度も訪れると思う。
お昼ごはんはハンバーガーカフェの「ビッツ」でスペシャルバーガーなる品を食べた。
ハンバーグパティ、たまご(オムレツ)、チーズ、ベーコン、レタスなど、いわゆる“全部入り”のハンバーガー。こういうハンバーガーは、手がベタベタになって味もごちゃっとして悲惨な事になりがちだが、この店のそれはきちんと食べやすい。パンが薄めでさくっとしているのも特徴的。
ポテトは当然のように揚げたて。ハンバーガーを食べたくなったらまた訪れたい。
店内がそれほどアメリカンではない*1のも、肩の力が抜けていて良い感じ。アメリカンマニアのおっさん店主がいるハンバーガーカフェはもう飽きた。
僕は美味しいハンバーガーが食べたいだけなのだ。「ビッツ」はこれからも、このゆるい感じでお願いしたい所存です。
帰宅する前に豆や浅漬けの下拵えをして、帰ってからそれらを仕上げて、掃除はロボットに任せ、洗濯も終わってと、なんだか妙に順調な1日。
そういえば夕方に干した洗濯物が夜にはほとんど乾いている。春なのに乾燥注意報、なるほど四国の気候である。

- 作者: 武田重昭,佐久間康富,阿部大輔,杉崎和久,松本邦彦,?木尚哉,有田義隆,栗山尚子,石原凌河,片岡由香,白石将生,吉田哲,山崎義人,松宮未来子,片桐新之介,南愛,穂苅耕介,日本都市計画学会都市空間のつくり方研究会
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
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