久しぶりにシンガポール・チキンライス、いわゆるハイナンジーファンを作ってみた。
まだ炊飯器を買っていない。たぶんしばらくは買わないだろう。
この料理は炊飯器があると本当に簡単だ。
とはいえ、炊くだけだから鍋(と真空保温容器)の組み合わせでも全然問題無いのだが、少しだけ作るのも面倒だから、保温機能がある炊飯器のほうが(人月的に)楽なのだ。
といっても、炊き込みご飯の類としては難しいところは何も無い。
お店では鶏の脂で米を炒めるらしいが、自分はそこまで手をかけない*1。
米2合を普通の水加減で鍋に用意して、生姜の薄切りと塩とナンプラーを入れた後に、鶏胸肉を置いて、火に掛ける。後は普通の炊飯と同じ。炊き上がったら鶏肉は出して薄切りにする。
ご飯は温かいほうが良いが、鶏肉は冷めているほうが“らしい”と思う。自分の好みでは鶏皮も食べる。
付け合わせはキュウリが基本か。あれもこれもと盛り合わせるものではない、と思う。
ナンプラーと砂糖と唐辛子を合わせたタレを添えて完成。
自分は黒酢も少し入れてしまう。静岡でそういう味付けの店があったので真似をしているのだ。
鍋の炊飯としては、焦げにくい点が嬉しい。
来客時にはハッタリが効く気がするが、なにぶん来客がほぼ無い生活をしているので検証ができない。
こういう料理は実家では作らなかった。
いわゆるエスニック料理を作る家ではなかったのだ。
今の独り暮らしでは、たまに作る。
グリーンカレー等のタイ料理も作る。ネックは量だ。東南アジアの料理、本来は小鍋で人数分作って食べきるものが多い。鍋のなかでくたっとしたタイカレーを連続して食べるのは、何か間違っている気がする。
九州や四国(高知が多い)から沢山の夏野菜が店頭に並ぶようになった。スーパーマーケットに行くたびにキュウリやトマトを買ってしまう。
夏野菜は下拵えの手間がかからないけれど、それでも毎食きちんと食べるのは面倒なこともある。うっかり冷蔵庫に放置すると悪くなりやすい。というわけで、適当に切って塩もみ、あるいは薄めためんつゆと酢に漬けておいて、盛り付けるだけで食べられるようにしている。
この海南鶏飯も、小分けして冷凍した際の使い勝手に劣るところが難点といえるかもしれない。簡単で美味しい、でもいつも食べたい訳ではないので。
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