紅茶豚とクワイと不知火

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  • 豚ひれ肉の紅茶煮
  • 菜の花のお浸し
  • クワイの旨煮
  • 雑穀ごはん
  • 揚げたサツマイモ

紅茶で煮た豚、人生で初めて納得のいく出来映えだった。
ただし理由はわからない。
記憶頼りで雑に作ったら、美味しくできた。美味しさよりも、「紅茶を使う」ことが結果に反映されたことが嬉しい。肉の臭みが抜けて独特の風味が生じるのだ。
しっかり火が通っているのに真ん中に薄く赤みが生じ、漬け汁の塩気は全体に染みつつも表面のみ焦げ茶色となる仕上がりも狙い通り。

しかしこれでは再現性に欠ける。
再現性の無い料理は科学ではない。料理が科学である必要は無いのだが、しかし自炊とサイエンスはとても近いものだと思っている。

 

まいにち小鍋―――毎日おいしい10分レシピ

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そういえば、クワイを煮たのも人生初だった。
これは高松の中心街で買った。
例の「日本一のアーケード街」には、何店舗か八百屋があって、どの店もおそろしく安い。大抵、箱に入った野菜を道路にまで展開している。箱と棚を並べた即売会っぽい店も週に何日かできる。
ちなみにクワイは10個入りで48円。特に品質が悪いとか古いといった感じはしない。

 

 

この「商店街の八百屋」は柑橘類も安いので助かっている。
仕事で郵便局や役所に行った帰りにこの八百屋に寄ることがよくある。「不知火」や「せとか」を1笊買って、職場に戻って机に並べておいて、皆で仕事の合間に食べる。お茶菓子や飲み物に関して「社員の自腹」を嫌がる社長も、この程度のお裾分けは笑って許してくれる(というか一緒に食べる)。
さすがに柑橘類は皮に傷がありサイズも不均一なB級品以下のものだけれど、普段ぱくぱく食べる分には安さこそ正義。
忙しい時に刃物を使わず食べられる果物は本当に便利なのだ。お菓子では“口に放り込みコーヒーで流し込む”みたいな状況になるが、ポンカンなら皮を剥く“間”が生じる。何より不健康な感じがしないのも良い。最近は、社外のお客さんとの会議でも机に出しておくようになり、ついに経費で落とせるようになった。「柑橘費」の発生である。

話は戻り、クワイについて。
元々、クワイを食べる習慣がまるで無い家と地域に育った。正月に食べることも無い。せいぜい中華料理店で炒め物に薄切りが入っているくらいの関わり方。
だから今回のうま煮が正解なのか、よくわからない。煮崩れしない澱粉質の根菜で、なかなか美味しかった。お弁当の彩りにはならないものの、扱いやすい食材だと思う。

 

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お題「愛用しているもの」

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