自分が子供だった頃、魚肉ソーセージという食べ物は「まがい物」に近い扱いだったと思う。本物のソーセージとは別の、子供向けや安い肴としての食べ物。「この嘘っぽさが逆に良いよね」みたいな話は、作家や芸能人のある種ひねくれた(あるいは洒落た)物言いだったと思う。
最近はかなり普通の食材になっている。
いわゆる“丁寧な暮らし”の料理研究家*1までもレシピに採り入れていてびっくりした。
あなた方は自作する側ではないのか?と問いたい。
能登半島の寒村で老漁師から“本物の鱈”を手に入れて、ドイツ製のソーセージマシンとフィンランドのビニールフィルムを用意して、庭のハーブを利かせて作ってこそ地に足のついた生活といえる。つなぎには米粉を使おう。
僕は雑な生活をしているので、セブンイレブンで買って食べる。
自分で魚肉ソーセージを購入したのは人生でまだ一桁だろう。
前に買ったのがいつだったのか忘れてしまった。
日本経済は好況と政府は言うが、魚肉ソーセージは国産加工食品としては安すぎないだろうか。3本で180円だった。
今回の購入は8割の気まぐれと2割の気晴らし。
今週も色々あった。
せっかくだから普段とは違うものを買おうではないか、そして夜に食べちゃおうではないか、と帰宅時に思いついたのだ。
味については特筆すべき点は無い。
たぶん昔に比べたら格段に美味しくなっている。フィルムも切り取りやすくなっている。でも想定内の美味しさで、そして魚肉ソーセージ味だった。
このフォント使いが実にSFっぽくて良い。
アジア言語を適当に放り込むと未来SFは「らしさ」が増す。かたちと色も未来食だ。ここには政府スローガンを追加すると良いだろう。
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*1:実際はもっと小洒落た肩書きだった。ナントカクリエイターとかアドバイザー。