木星と転職とオクラ

職場からの帰り道、西の空に明るい星が見えた。
木星だろうか。
空全体がぼんやりと蒸気に包まれたような蒸し暑い夜、他の星は見えないのにその星だけが強く光っていて、なんだか変な感じ。

 

仕事は順調。
前に書いたかもしれないけれど、やはり今の仕事は辞めることにした。
いや、辞めると数週間前から(オフィシャルな発表前の打診では数ヶ月前から)言い続けているのだけれど、どうにも社長に“仕事を一時停止する”気配が無くて、でも後任も不在、というか平社員のうち残るのは社長の親族1名のみ*1、という状況で自分は「引き継ぎが完了するまでは残ります」と(まるで責任感がある真っ当な人間のように)宣言したため、このままではいつまで経っても辞められそうにないし、仕事仲間達が辞めた後に大変なことになりそうなのだ。
社長の親族氏は壊滅的に語彙が足りない人間であり、この状況を「俺と永久就職だなあ」と評していた。図らずも古い昭和人間が笑う冗談になったが、僕としては笑えない。全く笑えない。

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仕方がないから自分でスケジュールをがりがりと決めて、「こんな計画で進めましょうよ」と役員に送ってみた。こういう時、小さな会社は便利。メールで数人に送れば、何かしらの反応があるし、それできちんと事態が動く。

辞めると何度も主張していて、いつも「親会社のある四国に移住するのはかまわない。でも、静岡で共に頑張ってきた仲間が辞める状況で、今の仕事を1人で引き継ぐことが能力的に無理なのです」と言い続けていた。
最近その「四国」にある様々な会社、仕事で関わりがあった人達から「ウチで働いてみないか」と声がかかるようになった。どうやら「四国に住んでみたいが、親会社からは離れたがっている奴」と伝わっている模様*2

自分としては
「引っ越しも嫌で!仕事も嫌で!社長の親族氏も嫌だー!あれもこれも嫌だ!」
とはさすがに言えないから*3、そしてなにより業務の理不尽さを強調するための修辞として「四国に行くのはかまいません」と述べていただけなのに。

でもまあ、静岡でまた職探しをするのも大変で、実は四国に住むこと自体は興味があるので、いずれ引っ越しをするかもしれない。

そもそも今の勤め先だって、「生活を変えてやる。静岡を出るんだ」と東京の企業に面接したら「ここがオススメ」と静岡の職場を紹介されたので(しかも実家から徒歩圏)、本当に“家を出る頃合い”かもしれないと考えている。

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 
静岡百景

静岡百景

 

 

 

 

全然関係無いけれど、これ、美味しかった。

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ねばねばした野菜は苦手で、オクラも美味しいと思ったことは無い。だからちょっと驚いている。これなら普通に「美味しいひと皿」だ。
何しろ簡単。僕は卵焼き器を使った。

そして我が家のオクラも、この記事にあるように、とても背が低かった。暑いから徒長するかと思ったのだが、別の作物のように低く、そして今になってわさわさと花が咲き始めた。手もかけていないが、こんなに様子が違うのは珍しい。しかも元気なのだからわけがわからない。

 

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

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お題「今日の出来事」

 

 

*1:何度か書いているが、本当にこの社長の親族君はどうしようもない人なのだ。アルバイトなら3日経たずにクビになるタイプ。

*2:狭い業界なのです。しかし僕のような1年前は素人だった中年に声をかけるなんて何か勘違いしているのではないか。自分が他より秀でていることは「経験不足を自覚している」事だけだと思うのだが。それをいつも隠さないし。

*3:言ってもいいのだが嘘になるし、何も良い方向に進まないので言葉は選びます。

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