ああ、良い動物園だった。
先週の日曜日に行った大阪の「天王寺動物園」は本当に楽しかった。
古くて広くて、でも現代の動物園としての改良がきちんと為されていて、動物は元気。街の真ん中にある動物園として、まさに市民の憩いの場、のんびりあるいは賑やかにたくさんの人が楽しんでいた。
観光客も多くて、自分は知らないアメリカ人家族(子供に至る全員がタトゥーとピアスをしている祖父母・姉妹とその夫、それぞれの孫)と何度もすれ違い、そして集合写真のカメラマンを求められたのだった。
しかし面白い立地だ。
道を挟んで通天閣、大阪観光の定番の飲食店エリアがあり、線路を挟めば「あいりん地区」で昼間から泥酔した老人が道路で寝込み、あるいは朝でも開いている立ち飲み屋がある。
反対側にはカフェや芝生の広場が続く小綺麗なスペースが拡がり、その先には「あべのハルカス」がある。「あいりん地区」とあべのハルカス周辺の商業エリアの間にはクリーンで安全な高層マンション群が存在する。全ての地区を歩くだけでくらくらしてしまう。
天王寺動物園と同じ敷地には小高い丘があって、そこもなかなか素敵な場所だった。東京とは違う“都会”を満喫できた。
観光、という観点では再入場が可能なことも良かった。
公園内を散策しつつ阿倍野と今宮を行き来するだけでも普通に歩道を歩くより快適で、しかも今はNight Zooもやっていた。というか夜のほうが人が多いくらいだった。
とりあえず500円で入場券を買って、街と行き来しつつ「公園で休む」くらいの利用をしても良いのではないか。トイレもあるしベンチも多い。通天閣周辺もあべのハルカスも、ひたすら人が多いから、特に子供連れにはおすすめです。
ファインダー越しに「あれ、どこだ?」って一瞬探してしまった。
シマウマの縞、ある条件では迷彩効果があるのだろうか。
トラは見やすい場所でごろごろしていて、カメラを持った人達に人気だった。
シロクマも人気。
鳥舎はあちこちにあって、好きな人は大喜び、そうでなけば素通りゾーンとなっていた。
おおよそ池のある展示場では、かれらゴイサギが主役。
草食動物の餌箱近くにスズメが来るように、アシカやペンギンの食べ残しを狙っていた。
類人猿は逆光が似合う。
こうもり。夜行動物エリアにたくさんいた。
やぎ。「ふれあいゾーン」に出勤する直前のリラックスタイムか?
ぺんぎん。
レッサーパンダ。同僚達に画像を見せると「風太くん!」と言う。
オオカミが遠吠えタイムだった。良いものを聞けた。
ワシ。
リアル版チョコボールみたいな鳥。
キリン。かなり広い「サファリ」を再現したゾーンがあって、かなり活発に動いていた。キリンは近くに寄ってきてくれなかったけれど(これは望遠)、でもてくてくと早足で歩いている姿が見られたので大満足。
ライオンは寝ていた。
ハイラックス。
ショッピングモールの寄付で買ったとのこと。かわいい。
エランドの格好良さに気付いた。
サイって久しぶりに見た。
哺乳類の基本デザインに別の種族を混ぜたような不思議な見た目。ちょうど食事タイムだった。
カバも食事中。
迫力と愛嬌を兼ね備えている。夜にはばっしゃんばっしゃん泳いでいた。
爬虫類館も充実していた。
という感じの動物園訪問。
また行きたい。
上野動物園とはまた違う、街の中の動物園でした。
![Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年 8月号 [動物園と水族館] Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年 8月号 [動物園と水族館]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ZXfmX1-KL._SL160_.jpg)
Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2017年 8月号 [動物園と水族館]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2017/07/10
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (2件) を見る