お昼に美味しいスパゲティを食べた。
いつものALLEE RESTAURANTのランチメニュー。
「鶏むね肉とフレッシュトマト フェンネル風味のスパゲッティ」を選んだのだが、これがもうとびきり美味しくて、それでは夜もパスタにしようと挑んだのだった。
鶏肉は柔らか、トマトの火加減、フェンネルの風味も素晴らしい。そういう部分は真似できないだろうから、塩豚とアスパラガス(先週から庭に生えてきた)のシンプルなスパゲティにする。真似するのは、茹で加減。ALLEE RESTAURANTのそれはしっかり歯ごたえがあるのに全体はしなやかなのだ。
自分としては、かなり“勇気”を持って早めに引き上げた。よく「針先ほどの芯がある状態」とされるが、その条件は満たしていたと思う。正規分布のトンガリに近い芯の太さだったはずだ。
でも、それでも店のあの食感からは遠い。ただ単に固めの茹で加減となっただけだった。
スパゲティなんて、学生の独り暮らしの時から延々と作り続けているのだけれど、良いお店で食べるものにはまるでかなわない。
不思議なものだと思う。だってプロも自分も、お湯から引き上げる時間は数十秒と変わらない筈なのだ。パッケージ記載の時間より少し前の、その数十秒からランダムに「プロの仕上がり」を引き当てることだってあってもよさそうなものなのに。
鍋の大きさ(お湯の量)や、その後の処理・調理だって違うのだが、それにしてもこんなに違うのは面白い。
たぶん老舗洋食屋のオムレツみたいなものなのだろう。
ところで今日は、映画「ウインストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」を観た。大変面白く、最初から最後まで飽きさせない良い映画。ただしこの妙にわかりやすい邦題はいただけない。「チャーチル」や原題の「Darkest Hour」とポスターでどんな時代の誰の物語かわからないようならば、予習が必要になるかもしれない。現に近くの席の人達は、見終わった後に「ヒトラーいつ出てくるのさー」と文句を言っていた。Wikipediaを一読しておく、あるいは「ヒトラー最後の12日間」や「ダンケルク」を観ている人なら、混乱はしないだろう。
しかし「ヒトラーから世界を救った男」は無いよなあ、って思う。そういう趣旨の映画ではない。
そういえば映画が終わった後に、「喫煙シーンが多すぎて不自然だった。集中できなかった」と文句を言っている人達がいた。いやいや違うでしょう、って僕は考えるのだけれど、確かに最近の映画は煙草の出番が激減しているので、あれは不自然に見えるのかもしれない。「国王まで煙草を吸っているなんて!」って、なんだか怒っていたけれど。
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