ベビーオイルでシール剥がし
工作用に買ったプラスチック容器。シールを剥がしたらべたべたした糊が残ってしまった。
シール剥がし用のスプレーは持っているが、溶剤成分が容器を溶かしそうで使いたくない。オイル系のシール剥がし液が無いかなあ、とぼんやり考えて、ベビーオイルに辿り着いた。
試してみたら、とてもよく落ちる。
ペーパータオルにたっぷりめに取り、塗りつけてしばらく置くと、糊が柔らかくなる。しっかり拭き取ってから、また新しい紙と油で仕上げ拭き。その後、ティッシュで油分を取り除く。
石鹸で洗えば油はしっかり落ちるのだろう。しかしうっすら残った油分が、プラスチックを半艶仕上げに見せているので、今日のところは洗わずにそのまま使う。ベビーオイルだから、きちんと拭けばべたつくことも無い。
てかてかしたプラスチック製品にシリコンオイルなどを塗り込む仕上げを知っているが(僕も自転車には施している)それと似た感じ。
ベビーオイル、便利だ。
親戚の子供が泊まりに来た時用に買って忘れ去られたものを(彼はもうベビーではないし、乾燥肌でもない)工作その他用に確保してあった。腐るものでもないうえに、わりと使う局面がある。
木に塗れば控えめのオイル仕上げになる。無臭かつ食品グレードの潤滑剤にも使える。プラスチックを侵さないから、とりあえず塗れば滑りが良くなる。
油性の汚れを溶かすのに使える。サラダ油などよりさらっとして無色無臭なのがいい。
そして今日判明したように、シール剥がしにも使える。
とりあえず1本あると便利。たまに使うのならば、プッシュ式より蓋式のほうが良い気がする。
博物館
静岡市にいつの間にかできていた県立の博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」に行ってみた。いや、完成は知っていたが、大々的なイベントもなく、いつもの税金活用静岡万歳施設(婉曲な表現)だと思って放置していたのだ。友人知人に聞いても、美術館や博物館が好きな人でも、ここはよくわからない、と言う。なんとなくアナウンスが下手な印象。
先日、パンフレットを手に入れた。きちんと読んでみると、錚々たるメンバーが参加している。廃校になった高校を活用している、というのも面白そう。
というわけで、夕方に行ってみる。
案内表示は最小限、住宅地や山の道を通って行く。僕は場所を知っていたから良いが(元は静岡南高校、何度か行った記憶がある)、場所を知らなければ不安になると思う。
展示は、いわゆるエコロジーとかサスティナブルみたいな真面目な「環境」と、郷土の自然がミックスされた感じ。
前者は、普段から興味を持って本やその他の情報に触れている人には物足りないかもしれない。ただし、1日に何度か専門家の講義というか20分ほどのレクチャーがあって、僕も1回参加したのだけれど、これは本当に懇切丁寧で良かった。展示だけだとお行儀が良すぎてしまう環境ネタだが、講義では具体的にわかりやすく示してくれて、楽しい。このお話だけでも、来た甲斐があったというもの。平日の夕方だからか、参加者は僕だけだったが、これ、大人数で聞いたらまた楽しいかもしれない。
自然分野は、時代ごとの変化と今との比較、進化とはどういうものか、といった小難しい(僕は大好物)テーマを、各部屋ごとに工夫をこらした展示で楽しむことができる。
例えば「生物の共通点と相違点を骨から見出そう」では、みんな素通りするだろう。ここでは、本物の骨格標本が、教室というスタイルで(つまり席ごとに、魚類から両生類、最後はヒトまで)まるで授業中のように並んでいるのだ。どうしてこの並び方なのか、とか、この骨が別の生き物ではこう対応するのか、なんて様々な発見が出来る。
そう、この博物館は、元は学校だったのだ。だから展示什器も、あの木とスチールの机や椅子だったり、美術室のスツールだったり、それから黒板などもそのまま使っていたりと、面白い。でも古いビルをそのまま使うイベントみたいな手作り感ではなくて、しっかりデザイナーの手が入っていて、良いバランス。
ちびっ子を遊ばせておくエリアは木の玩具が山盛り、図鑑カフェなる喫茶と読書の部屋も居心地が良さそう。なぜかミュージアムショップというより、地元のお菓子やお茶屋とアウトドアグッズのお店が入っていたりと変なところもあるけれど、地味ながらも見どころが多い、いかにも新世代の地域博物館といった施設でした。
特別展は掛川市の化石について。
これもなかなかしっかりしていて、化石愛好家のコレクションをただ並べるだけではなく、ざくざく層になって出土した貝の化石は本当にずらっと並べていて、パネル1枚で済ませてしまえる「量」をわかりやすく見せているあたり、感心してしまう。
その愛好家の変なポエムというか都々逸じみた貼り紙は、余計だったと思うけれど。
もう一つの特別展、アンモナイトの化石も素敵でした。大きいのがちびっ子には人気。ちょっと写っているのが、僕の足先。
これは買った本。ミュージアムではなくて、帰りに寄った書店で。持っていたのだが、人にあげてしまったので買い直し。博物館は関係無いです。
つきさむのホットケーキ
おやつは「つきさむ」で、コーヒーとホットケーキ。
やはり僕にとって、ここのホットケーキは至高にして基本。迷ったらホットケーキ、という姿勢でも後悔はない。最近は平日にケーキを用意しないようで、だから今日は迷う余地もなくホットケーキを選択。
テーブルに届いたお皿を見た時は、「バターにメイプルシロップだけ。なんだか普通だー、ジャムとかコンポートはー?」と思ったが(たぶん声に出してはいない)、食べてみたら添えられた生クリームがラム酒風味で、味の変化という点もしっかり工夫されていたのだった。というか、ラム酒とバターとメイプルシロップと生クリームは、合う。
思わず帰宅時に、生クリームとラム酒を買ってしまった。明日、泡立てて、ラム酒風味の生クリームを作ろうと目論んでいる。