7月7日、曇りのち晴れ

涙がキラリ☆

七夕である。
日付としては7月7日だが、神事(祭事?)そのものは「6日の日付が変わった頃から明け方まで」の夜間こそ本番というか、本来の七夕である、と本で読んだことがある。
クリスマスイブが実は「クリスマスの前の日」ではない、みたいなものか。こういう細かな雑学は調べると面白いのだけれど、細部を忘れてしまう。残念なことだ。

 

7月7日、晴れ [VHS]

7月7日、晴れ [VHS]

 

 

ともあれシネコンも入っているような大型商業施設では、笹と短冊のコーナーが出来ていて、それなりに賑わっていた。なにしろ短冊に願い事を書くだけで風船やお菓子が貰えるのだから、子供にとっては織姫彦星なんて関係無く(芸事の上達も関係無く)嬉しいイベントである。
おそらくは、お手本あるいは最初に書いた大人の数枚が呼び水となったのであろう、短冊には「たくさんのしあわせがみんなにおとずれますように」みたいな、主語の大きな綺麗事が目立つ。しかしそこは子供の浅知恵、「たくさんのしあわせなぷられーるがたつやにとどくように」みたいな中途半端な影響が見られて実に素晴らしい。ちなみに、「写真撮影はオーケー、でもSNS投稿は禁止」というルールだった。
ちびっ子が「きゅうりのお馬さんとナスの牛さんを作りたい!」と泣いていた。とても賢い子だと思う。

 

本来は、いや本来と言っていいのか何なのか、地元では七夕を来月に祝う(?)のが“本式”だ。先ほどのちびっ子ではないけれど、元々はお盆とセットのイベントだと想像するのだが、どうなのだろう。七夕で始まりお盆を過ごし彼岸で終える、みたいな。
これもいずれ調べねば。

 

そういえば、その大型商業施設(仮にAEONとする)では、「ベガとアルタイルが年に1度だけ巡り逢うのが今日なのです」と放送していた。そこから展開して、ウナギや唐揚げやカットフルーツを売ろうとするのだからイオンモール売場担当というのも大変な仕事だ。ロボットアニメの最終話付近で論理や法則を超えた現象が起こるが、それに似た何かが感じられる。

そしてベガとアルタイルは、この七夕というアジア的な、おそらく異種婚姻譚的な物語とはまるで関係無い。星の名前として対応しているだけだ。確かドリカムの歌にあったけれど、今思い出そうとしてもサビの一部しか出てこない。難儀なことである。

七夕を題材にしたポップソングで好きなのは、Spitzの「涙が☆キラリ」だ。あれは良い歌。

 

涙がキラリ☆

涙がキラリ☆

 
涙がキラリ☆

涙がキラリ☆

 

 

僕自身は科学に魂を売った身として、短冊なんて呪術行為には参加しない。
ただ、天の川に見立てた素麺を食べただけ。
濃いめのめんつゆに干しエビを入れてさっと煮立てると(その後、氷を入れて冷やす)一風変わった旨味と風味が格別。干しエビは出汁用なので、この素麺とは食べないで、冷凍のち後日活用したい。

 

涙キラリ飛ばせ

涙キラリ飛ばせ

 

 

 

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