女の子じゃないのに

実はここ数ヶ月、このブログ以外の某SNSで、女性に間違われている。
釈明というか説明を続けると個人情報を晒しそうなややこしさがあるのですぐにブロックしたのだが、また別のアカウントを取得して個人宛メッセージを送信してきた。

 

絵文字&改行たくさん、なメッセージ。いかにもおっさん風味。(参考資料:オジサンになりきろう講座

togetter.com

 

https://www.instagram.com/p/BU1TQ5rDCG7/

 

どうやら僕が休日に過ごすあちこちのお店や場所ですれ違っている様子なのだが、もちろん気付かれていない。

これ、ヘテロセクシャルなおっさんである僕だから笑い話だが、そうではない人達、一番多いのはうら若き乙女ならば、相当怖いのではないか。だって、僕は自撮りもしないし、そのSNSにアップロードしているのはケーキやごはんや風景の写真と文章と、たまに映画の感想くらいなのに、かなり妄想全開で想いを寄せてくるのだ。メッセージは完全に無視していても、最初に書いたようにそのアカウントをブロックしても、まるで気にしない。

いわゆる「フォロー」をしている相手はどんなだろう、と再びブロックする前に調べてみた。やはり女の子ばかり、どうやら「アート旅&クラフト好き」な人または、ケーキやパンのお店を巡る人をターゲットにしている様子。まんべんなく「女性なら誰でも」でない辺りが気持ち悪い。
しかし、もし本人がそういう趣味(雑貨やカフェや旅が好き)の人であるのならば、つまりは僕にとても近い、という事でもあるのか。そう考えると、なんだかとても複雑な気持ち悪さがある。僕は基本的に自分のためにそういう趣味を楽しんでいるのであって、ラッキーな男女交際のきっかけとして絵本専門店やクラフト市に行っているわけではないので。そこは皆さん、区別してください。

しかしこの人、おそらくは僕の「男性的な、おっさん的な投稿」は見て見ぬふりをしているのではないだろうか。そして、可愛らしいケーキの写真(僕が可愛らしい訳ではない点には留意されたい)や、日本平動物園のバクの写真(可愛い)に対して反応するのだ。いや、それらから想起した乙女に「今日も🍰楽しんでるネ💕もしかして🌷すれ違ってるカモ😲」と送信するのだ。
愛と幻想のナントカイズム、である。

 

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

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愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

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僕自身は、出来うる限り自身のネットワーク活動と現実世界(基底現実)とは切り離したいと考えている。
ごく稀に、まるで知らない人から、「あの!ブログのt_kaさんですよね!」と声をかけられるが、そういう時は本当に心臓が止まりそうになる。食事中ならば、さらに酷いことになるだろう。そして静岡県中部というのは実に狭い範囲であり、“ごく稀”とはいうものの年に何度もそういう接近遭遇は発生しているのだ。

嫌ではないが、びっくりする、という話。
こうして外向きに文章を書いているわけだから、その反作用的なものは受ける覚悟はしている。でも、もちろん慣れないし、平気ではいられない。臆病な小市民なのです。

 

すべての男は消耗品である (集英社文庫)

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