恵方巻きとデーツ(チョコレートを挟んだもの)

帰宅前に牛乳その他の補給物資を購入するために、スーパーマーケットへ立ち寄る。
地元には無い、職場周辺にのみ展開する小規模チェーン店を選択。地理的にはそれほど違いは無いはずだが、売っているものがまるで違っていて、楽しい。静岡県西部の品がなぜか目立つ。

必要なものを籠に入れ、さらに自分用の品々を漁るために店内を歩く。お総菜コーナーも、いちおうチェックする。買わないけれど。

ちびっ子2人が寿司・米飯コーナーで遊んでいた。おや可愛らしい双子かな、と眺めていたら、目が合ってしまった。
彼女達は僕に向かって訴える。「そこのおじさん、恵方巻きを買ってくれよ」という意味の言葉を放つ。「無ければ探してくれ」とも。
僕に言われても困る。保護者は何処に行ったのか。
ちびっ子達のお婆さんだろうか、少し離れたところでスタッフと世間話をしている老婆がいて、でもこちらのことは気にしていない。

たぶん恵方巻き体験が、とても楽しかったのだろう。
世間はもうそんな事があったことは忘れている。彼女達だけが覚えている。陳列されているのが、ただの太巻き寿司だということは、もちろん理解していない。

いや、太巻き寿司で正解なのだ。
480円のそれを買って、恵方を向いて、囓ればいい。それが恵方巻きだ。
暦なんてものは人間が決めた。人間がそれを一時的に無視しても、神様はきっと許してくれるし、福くらい大盤振る舞いしてくれるのではないだろうか。恵方巻きと決めたのなら、その太巻き寿司はまさに恵方巻きなのだ。

でもどうだろう。
僕ならば、太巻きよりも、他のお寿司を買う。今日だったら、「春色助六セット」が、妙に安い。太巻きだって2切れ、入っている。山菜入りの稲荷寿司なんて、珍しいではないか。値引きシールが貼られていて、310円で買える。破格といっていいだろう。本物の節分の時の恵方巻きは、ずいぶん高かった。

そんな事を考えつつ、そしてちびっ子2人の言葉は無視しながら、僕自身は冷凍のブルーベリーや無脂肪乳を買っていく。なんとなくチョコレートは買いづらい。

やはり先ほどのお婆さんが保護者だった。
主食に関してはお総菜コーナーで済ませる気ではなかった様子。ただし、菓子パン売り場にて「スイスロール」を買ってあげる、という素晴らしい提案を示し、孫達もそれを了承していた。
スイスロールは僕も好きだ。滅多に買わないが、食べると嬉しい。たぶんスイスには売っていない気がするが、それもまた魅力のひとつだと思っている。

無添加 トルコ産デーツ(サイヤ種) 1kg  種無し

まるで関係無いけれど、ドライフルーツのデーツ(ナツメヤシの実)を半分に開いて、チョコレートを挟むと、とても美味しいものになる。Twitterか何かで知った食べ方の簡易版。
ビターチョコレートはもちろん美味しい。ホワイトチョコレートだと、なんと以前書いた「柿バター」を思わせる美味しさ。デーツ単体とは別物の味になります。

 

 

 

美森まんじゃしろのサオリさん

美森まんじゃしろのサオリさん

 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。