Facebookで知った「柿バター」というものを作ってみる。
友人の、おせち料理の話題に出てきた。実は正月休みに1回作り、その時は変な感じになってしまったため、今日はきちんと作り直し(リベンジ、とは言わない)。
でも、写真を撮り忘れた。以下の画像は、正月に作った時のもの。つまり、失敗作。味は良かったし、材料さえ揃えば作るのは難しくない。たぶん、次は満足できるものを確実に作れるだろう。
柿バターとは何か。
干し柿とバターである。インターネットの情報によると、巻いてあるものと、重ねてあるものが存在する。切って供する。
作り方はこんな感じ。
材料は、バター、干し柿、そしてとろろ昆布。
この写真では、干し柿が柔らかい「あんぽ柿」である。これが失敗の原因。普通に固い干し柿であることさえ気をつければ、まず成功は約束される、そんな料理(?)なのだ。
干し柿は3枚におろす。
つまり、ヘタを取ったあとに、縦に「上側」「真ん中(種を含む)」そして「下側」に切る。上側と下側の、皮の部分が多くなるように。
適当な容器にラップフィルムを敷き、まずとろろ昆布を、そしてその上に干し柿を並べていく。この時に、皮を下にすると、仕上がりがべたつかない。だから切る時は、皮を広くとれるように切るわけだ。
皮をたくさん取る実と、そうでない実というように、分けてもいい。
さらにバターを並べる。隙間が無いほうが、仕上がりが綺麗。薄めに切ったもので良い。
バターの上に、干し柿を。ここでは上側に皮を。
種の周りの実などは、内側に持っていく。
最後にとろろ昆布をたっぷり入れて、ラップフィルムで包む。
重しをして室温でしばらく置く。バターが柔らかくなれば完成。その頃には、全体が四角くなっているだろう。
この無印良品のお弁当箱は、ちょうど野菜ジュースがぴったり乗る。重さも丁度良い。
ここで、大切なことを書かねばならない。残念なことに出来上がりの写真が無い。
ラップを剥がし、7mm程度に、薄く切る。扱いづらければ、冷蔵庫で冷やすと良いだろう。前述の通り、水分が多い「あんぽ柿」は、この時にきちんと形を維持しない。ドライフルーツを固めたような感じになるのが、たぶん理想。
バターの脂と塩気、干し柿の味が一体となった、実に美味しい品だった。油脂を使っていないパン(バゲットとか)に挟んでも合う。昆布の風味は、特に感じない。存在理由はあると思うが、少なくとも嫌な感じはしない。
また近いうちに作ると思う。そろそろ、“正解”を知りたい気もする。だから通販で本物を買ってみようか、とも考えている。やはり本物が正解であり、そこから全てが始まる気がするので。