帰宅してパソコンに向かっていたら、天井のシーリングライトが切れた。
ぱぱっと数回、明暗を繰り返した後に、完全に暗くなってしまった。蛍光灯というのは、だんだん薄暗くなり、点灯が遅くなり、それでも使えないことはないがそろそろ交換、みたいなものだと思っていたので、初めは故障なのか寿命なのか、わからなかった。
とりあえず外してみたら、昔ながらの蛍光灯と同じく、端のほうが黒くなっていて、やはり寿命の様子。
このシーリングライトは、LEDが高価だった時代、最後のハイエンド蛍光灯ランプとして売り出されたもの、らしい。多機能なリモコンなどが、爛熟期というか新時代の幕開けを感じさせる。
それだけならば結構なのだけれど、蛍光灯自体が廃盤となってしまっている。ずいぶん凝った形と高性能な蛍光灯であり、おそらくその後のLED時代には、まず置き換えられてしまった立ち位置の品なのだろう。
在庫品は、少なくとも近所の家電量販店(のWebショップ)には無い。取り寄せになる。
廃盤だから、通販でもそれほど安くない。Amazonで6000円以上する。
どうして天井に光る輪っかに6000円も出さねばならぬのだ。もし明日、仕事帰りに家電屋さんに売っていなかったら(あるいは高価だったら)普通のLEDシーリングライトを買ってしまおうと考えている。だいたい交換用蛍光灯と同じくらいの価格で、シーリングライトが買えてしまう。調光機能その他が同等以上、もちろん蛍光灯よりも高寿命なものがたくさんあるのだ。
蛍光灯で調光なんて変態技術は、本当にある時代の徒花だったのだな、と遠い目をしてしまう。
それはそうとして、もう1時間前から、眠い。
部屋が暗いせいだ。
天井のシーリングライトが消えていて、仕方がないからパソコンのモニタとLEDランタンで過ごしているのだが、それだけでどんどん眠くなる。子供みたいだ。
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