シュトーレンを食べている。そして昨晩の金縛り。

新宿高野 シュトーレン

クリスマスが近いということで、シュトーレンが夜のお茶のお供。
今年は行く先々で売り切れだったり、予約販売専門だったりと、なかなか手に入らないでいた。
友人からひとついただいたから、今年も食べることができた。静岡市清水区のお店で買ったものだという。素朴なのにドライフルーツだけは盛りだくさん、そんな今までにないバランスの品で、とても美味しい。

 

ドイツ菓子大全

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シュトレン―ドイツ生まれの発酵菓子、その背景と技術

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まるで関係無いけれど、今朝の明け方に、金縛りに遭遇した。
変な時間に目が覚めてしまった、もう少し寝ておきたいなあ、と思ったところから覚えている。
布団が少しめくれていて、戻そうとしても手が動かない。両手両足の自由が利かないばかりか、何か重いものが身体の上に乗っているような感じもする。
ああこれは金縛りだ、と理解はしたけれど、まだ寝ぼけているから、その重みが人のように感じてしまう。手首や喉のあたりに感じる重量感は、誰かが押さえつけているようだ。面白いもので、その“誰か”が、具体的な正体不明の幽霊(という表現はおかしいけれど、とにかく人のかたちをした人ではない怖い存在)であると、意識は判断する。ものすごくありきたりで恥ずかしいが、髪の長い、のっぺらぼうの女性が乗っているようにさえ思えてくる。

でも焦らない。
金縛りというのは、意識と身体機能の乖離だと本で読んだことがある。確かにそういう雰囲気は、ぼんやりした頭で周囲を確認すると、認められる。布団がやけに重いが、確かに完全に脱力していればこういう重みがあるのだろう。
ゆっくり左手から力を入れようと試みる。最初は動かないし、相変わらず誰かが乗っている気もするが、築4年のセキスイハイムに地縛霊も何も無いだろうから、気にするのは止めた。ただ寒さが困る。高断熱構造であっても、明け方は室温が下がる。

そうだ腹筋だ、と考えて、お腹を捩らせる。きちんと身体は曲がる。なるほど身体の操縦とはこんな感じだったな、と手をゆっくりと動かす。足だって動く。布団の重さは変わらないが、先ほどのようにべったりの乗ってくる感じではない。いつも通り。

なかなか興味深い体験だった。5分も経っていたのだろうか。
思い込みの激しい人なら、幽霊騒ぎになっているかもしれないし、それも当然かもしれない現実感だった。
身体と意識が切り離され、かつ意識は状況を分析する、そんな体験はなかなかできない。しかも、意識の半分は、妄想を構築しているのだ。
親知らずを抜いた時、麻酔が切れたけれど手足が動かずナースコールを押せない時間があった。あれに似ている。あの時は、自分が親知らず抜歯の手術を受けたことを数分間思い出せなかった。

金縛りは、変な疲れ方をしていると発生するらしい。
また遭遇したいけれど、できれば平日の明け方は避けてもらいたい(幽霊にも)。できるだけ長く寝ていたいので。

 

スプーンおばさんのお料理絵本 お菓子編

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本当にあった?グリム童話「お菓子の家」発掘―メルヒェン考古学「ヘンゼルとグレーテルの真相」

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