お気に入りのエスニック料理店「MAHOROBA」にて、朝のメニューにタイのお粥があると聞いた。もとより中華粥の類は好物なので(日本のお粥は苦手)、試しに食べに行く。
「ジョークムーとパートンコー」とメニューにある。おそらくジョークムーがお粥で、パートンコーは添えられた揚げパン。
見た目は、乗っているものが違う中華粥。生の卵黄とパクチーが鮮やか。
レンゲに掬った感じは、もったりしている。横浜中華街で食べる、あるいは自宅でつくるお粥の、さらっとした感じとは異なる。お米が割れて、花が咲いたようになっているところは中華粥っぽい。
味は、お粥にしては濃いのではないか。スープとして通用する濃さ。好みでテーブルの塩や唐辛子、それに魚醤を加えるらしいが、僕は変化をつけるために魚醤を使った以外は、そのままで十分に美味しく楽しめた。
玉子の黄身や、お粥に沈んだ肉団子といった具材によって、味付け以上に濃い感じがして面白い。でもやっぱりタイの庶民の味らしく、全体としてはさっぱりした食べ物だった。
何かわからないが、エスニック料理ならではの、爽やかな感じがある。正体が掴めないまま食べ終えて、精算の際に聞いてみたところ、パクチーの根だという。
揚げパンも、もちろん美味しい。中華粥における油条に近い立ち位置。こういう“油っ気”は、味噌汁における油揚げも似た役割なのだと思う。
美味しく食べて、お腹は腹八分目から7.5分目ほど。朝のお粥なのだから、これくらいが丁度良い。さらっといただいて満足、そんな種類の食べ物。
今日は朝からこうして外出して、その後は親戚の家に行ったり、恵比須講を詣でたり、あるいは買物をして過ごした。夕方までは雨だったこともあり、自転車には乗らず、ただ散財と自動車運転を繰り返した1日。
夜は甥っ子が遊びに来て、一緒に遊んで、今に至る。お風呂に入ったら寝ます。明日は家に籠もって年賀状を描きたい。