フォンティーヌ府中屋の「サッカーエース最中」

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職場で「サッカーエース最中」を1個いただいた。
その最中自体はよく知られていても、地元の人でも食べたことが無い、なんて言われる類のお菓子。確かに藤枝市旧東海道(今は商店街が連なっている)を車で走ると、看板は見かける。

サッカーエース最中。ずいぶん前に、支店で「サッカー最中ください」みたいな言い方をしたら、お店の人にやんわりと「はい、サッカーエース最中ですね」と訂正された。航空会社の「ANA」に電話をかけて、社名をローマ字読みで言うと、「えーえぬえー」と(おそらく意識的に)修正が為されることに似ている。きっと何かしらの理由があるのだろう。商標問題や闘争の歴史が。

 

この最中を売っているのは、「フォンティーヌ府中屋」という、小さな和菓子屋である。和菓子屋なのだがブッセやマドレーヌも扱うし、藤枝市の土産菓子も置いている、そんなお店。父方の祖父母が藤枝市に住んでいたことがあって、たまに前を通ったことがある。
フォンティーヌ、ということはたぶん「泉」に関係しているのだろう。例えば店主が泉姓とか、裏庭に泉が湧いているとか。よくわからないが、和菓子屋としては珍しいと思う。

 

最中は、至って普通の味だった。
昔はもっと、べったり甘かったような。ただし他の最中と混同している可能性が高い。そう、昔は「サッカーボールを模した最中皮に、自分で小豆餡を詰める」タイプの「サッカー最中」が、あった気がする。全ては遠い、昭和の話だ。
ともあれ、丸い最中というのは、餡が多くなる。それなのにしつこくないし、かといっていわゆる“甘さ控えめ”な感じもしないのだから、なかなか良い最中といえるのではないか。

ところで、何故「サッカー」なのか。
これは藤枝市が「サッカーの町」とされているから。歴史あるサッカー部が存在する藤枝東高校が、このフォンティーヌ府中屋からほど近い場所にあるから、たぶんその関係もあるのだろう。
今だって男子女子ともにサッカー大会で藤枝の学校名を聞くが、でも昔ほど市の特色として飛び抜けているわけではない、と僕は思う。それを言うと、少し東に位置する静岡市清水区も、昔から「サッカー王国」を自称しているが、あれだって言い過ぎではないかと考える。

 

と、ここまで描いて、猛烈に眠くなってきた。
最中の話で寝不足になるわけにもいかない。だから寝ます。おやすみなさい。

 

 

 

 

 

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