映画『リリーのすべて』と、特筆すべき点の無いプディング。

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映画『リリーのすべて』を鑑賞。
素敵な映画。映画館を出たあとに心が明るくなる、という作品ではないにしろ、ひとつの希望を感じられる映画だと僕は考えている。以下、他のSNS(filmarks)からの転載。

大切な人のためにできること。それが自分との別離だったならば、果たしてどれだけの人がその選択をできるだろうか。「死ぬ時は一緒」すら選べない、お互いに想い合う気持ちはそのままに、そんな別離ならば。
この映画は、夫婦の、心と身体の、そして選択の物語といえる、のかもしれない。

重く、微妙な問題を描くにあたって、このように美しい映像と演技で挑んだことは、とても素晴らしいと思う。ともすればエキセントリックになりそうな話だったが、2人の主人公それぞれの美しさもあって、“LGBTもの”でありながらも疎意はまるで感じない。

僕は幸い、肉体と精神の齟齬に悩んだ経験が無い。幸いなんて言うと怒られそうだが、現在の日本の風潮を考えると、ヘテロセクシャルかつ性同一性に違和感が無いこと、つまりマジョリティであるというのはそれだけで「楽」だ。
でも、だからこそ想像しなければ。自分の想像もつかない苦しみが存在しているのなら、まず楽をしている側が気付かなければならない。その程度の豊かさ、強さ、余裕はマジョリティの側が持っているのだから。

でも、とも考える。
自分の愛する人ジェンダー的なものが、自分に向いていない事の苦しみはどれほどだろう。心が通っていたとしても、いや、だからこそきっと辛い。

本作の主人公達、特に妻は、中盤以降は夫婦を超えた献身と情愛を相手に注ぐ。その選択は何よりも美しい。
彼女がカンバスに残す対象が「リリー」であることも含めて、人が人を想うことの素晴らしさを示している、と僕は思う。

 


全てが美しい、可能ならば映画館で、家でならばひっそりと夜に鑑賞したい作品です。エンドクレジットにまで制作側の心配りがあって、それもまた素晴らしい。

 

ストーリーは、予告編や公式サイトを見ればわかる。


俳優が美しく云々、ってだけの作品でないことは、ここに特筆しておく。

 

リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)

リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)

 

 

 

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お昼は、名前を失念したラーメン屋さんで、豚骨ラーメンを食べた。

ラーメン自体はとても美味しい。豚骨ラーメンらしい豚骨ラーメン。
他のお客さんが当たり前のように「鉄火巻き1本」を注文していたので、僕もそれに倣う。豚骨ラーメンと鉄火巻き、変な組み合わせ。もしかして一般的なものだろうか。うどんに稲荷寿司みたいな。
2つの組み合わせが素敵なケミストリーを生じる、なんてことは全くなかった。
ただし、鉄火巻きがとてもヘルシーな食品に思えてくるから不思議だ。「スシはライスだからサラダだぜHaHaHa!」って気持ちになります。

 

 

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おやつは、パサージュ鷹匠の近くのカフェ(Oniwa cafeだったかな、園芸店が経営しているっぽい店)で野菜のプディングとカフェラテを。

野菜のプディングといっても、リンゴと紫芋のプリンだから、まあ「普通に美味しい」としか言いようがない。リンゴなんて甘く煮たものが乗っているだけだから、うんまあ普通ですね、程度の感想しかここには書けない。静かで良いお店でした。

 

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