瀬戸内国際芸術祭2016春 旅の道具について

風景や見たものは写真やチケットの半券で思い出せる。
今日は反省もかねて、道具について書き記しておく。モノの使い勝手は忘れやすいし、記録としては有用な気もするので。

 

https://www.instagram.com/p/BD7J-GhmMUK/

まずは自転車。

おなじみの三角折りたたみ自転車である「STRIDA」。
僕のモデルは変速機も付いていないし、そもそもタイヤが小さいから、あまり起伏のある道には向かない。その形状から立ち漕ぎが難しく、どう考えても「街用の小回りが利くライトなモビリティ」である。
さらに、畳んでもそれほどコンパクトにはならない。細長く、まとまりは良いが、小ささで言えば最近の、あるいは定番の折りたたみ自転車には劣る。
そもそもこの瀬戸内国際芸術祭においては、レンタルサイクルが充実しているため、わざわざ持ち込む合理性は、それほど無い。

でも楽しかった。
歩いていくにはちょっと、という場所や、小さな港町を行ったり来たりするような移動には抜群の機動力を発揮する。バスを待つ必要が無いこと、船を待つ数十分を活用できること、も便利な点。

フェリーになら手荷物として、手続きも不要で持ち込める。客席に置くと邪魔だから、通路か展望デッキの隅に置かせてもらった。高速船によっては、無理な時もあった。OKでも、持ち込み料金が必要なことがほとんど。

今回はキャリアに小さなベルト(バックル付き)を追加したくらい。荷物は元からあるゴムバンドで締めればいいのだが、がっちり固定したい時はこのベルトが役立つ。
両面テープ式のバンドも数本用意。これは運搬時の固定など、多目的に使えた。

ボトルラックにはペットボトルの飲み物を絶やさない。これはコンビニ等が少ないため。特に旅の後半、帰路には折り畳んだ状態でダッフルバッグなどをくくりつけて、カート代わりにもなった。

このSTRIDAでも、直島、豊島は問題なく走れた。小豆島はバスのほうが効率が良い。もう少し走りに適した、「普通の折りたたみ自転車」ならば、快適なサイクリングが楽しめるだろう。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BD6_LCBGMT3/

輪行袋

この旅のために買った、唯一の自転車用品。
商品名は「バイクキンチャク」という。その名が大きくプリントされていて、正直なところ勘弁してほしいデザインである。
厚手のナイロンキャンバス地の、ただの巾着袋。畳んでもそれほどコンパクトにはならないし、擦れれば傷つく。STRIDAがぴったりフィットするわけでもない。

でもそれが利点にもなった。
移動時に自転車以外のものを放り込んで、袋の口を締めて完了、という頭陀袋的な使用方法ができる。安いから、傷がついても気にならない。厚いから、傷が大きな穴にもならない。蛮用に耐える品。
ただの袋だから、畳んだ自転車を入れるだけという簡便さも良かった。特に駅から港への5分程度の押し歩き、といった状況では、さっと出し入れできることが本当に便利。「30秒で折りたためる」が売りのSTRIDAとは相性が良い。
使わない時はキャリアにくくりつけるか、宿についたら部屋に置いておく。


ちなみに、巾着紐もナイロンなので、素手で勢いよく引くと、火傷しそうになる。旅先で手を汚したくないこともあり、僕は綿の手袋を袋に放り込んでいつも使うようにしていた。 

STRIDAが簡単に入る(純正品以外での)袋としては、良い品だと思っている。自作しようかと考えていたが、まあ、これで間違い無いだろう。

新幹線など、長く移動する時だけ、外側からストラップなどでぐるぐるに締めた。普段は面倒なので、そこまでしない。

 

 

(フェールラーベン) FJALL RAVEN カンケンバッグ KANKEN NO.2 23565 no2 リュック レディース ナップサック バックパック レジャー メンズ 16L AUTUMN.LEAF [並行輸入品]

かばん。
今回は、可能な限り荷物を減らす趣向での選択。デイパックとしても小さな、18Lのカンケンに服も洗面用具も詰めた。
ストラップが細いかな、とは思ったものの、重いものを入れる機会もなく、気になることはなかった。別売りの(純正品ではない)ショルダーストラップ・パッドは買ったけれど、不要だったかもしれない。
宿に到着してからは、バッグインバッグにストラップを付けたような小さなショルダーバッグを出して、ここに財布やカメラを入れて使う。
土産ものを買う時などは、カンケンの中身を出して、カメラや財布を放り込んで外出することもあった。ただ、美術館など、背中の出っ張りが気になる場所が多いので、普段はもっぱら小型のショルダーバッグ。

カンケン、風合いは良いが、ポケットが少ないことが旅では不便かもしれない。デイパックを背負うと、他のかばんを身につけられないため、これはわりと困った。今回はこまめに切り替えて凌いだが、本来は旅用のバッグを使うべきだろう。

ちなみに収納力は優秀。四角くて大きく開くから、数字以上にスペースを有効活用できる。

 

 

 

 


スマートフォンは、買い換えてからはじめての旅。

Ascend Mate7は、電池持ちが良く、昼間の屋外でも画面が見やすい。それだけで十分。メモから時刻表まで全て放り込んで、写真も撮って、地図も見て、夜にはブログも書いた。
今回は荷を減らすために、本は持参せず、電子書籍を活用した。ベッドの近くにコンセントが無い場合、寝る前に読書ができないと判明。ちょっと不便。

 

Ascend Mate7 ホワイト

Ascend Mate7 ホワイト

 

 

iBUFFALO Bluetooth3.0対応 コンパクトキーボード 薄型モデル BSKBB24BK

ブログといえば、今回は持ち運び用のキーボードを使用した。
Amazonで2000円台。薄くて軽く、重さは全く気にならない。薄すぎて、ちょっと入力がしづらいが、旅の2日間だけだから気にしない。
KANKENの背中側のポケット(パッド入れ)にも収まる。ほぼ板。設定も簡単、ブログから調べ物まで、大活躍。
スマートフォンは、自作のアルミ板製スタンドに立てて使用。でも100円ショップに行けば、良いものがたくさんありそう。わざわざ作ることはないだろう。
今回の旅の、隠れた殊勲賞。

 

 

SONY デジタルカメラ Cyber-shot HX90V 光学30倍 ブラック DSC-HX90V

カメラは、ソニーのHX90V。
以前のRX100のほうが、特に食べ物の写真は簡単に綺麗に撮れた。が、今は食べ物はスマートフォン(と、Google謹製のカメラアプリ)に任せて、HX90Vは風景やスナップ用に。
たまに望遠レンズが役に立つ。
そして、電子ファインダーは、晴天で本当に便利だ。小さくて軽くて、失敗が無く、スマホとの連携も簡単。旅用としては良いカメラだと思う。

 

SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 光学3.6倍 DSC-RX100

SONY デジタルカメラ Cyber-shot RX100 光学3.6倍 DSC-RX100

 

 

 

瀬戸内国際芸術祭2016公式ガイドブック

ガイドブック。これがないと始まらない。
電子版があればいいのに、と思いつつ主要なページはスマホで撮影。でも旅にももちろん持っていった。

 とはいえ、島に渡れば便利な地図やガイドやパンフレットはたくさん手に入る。てくてく歩く時は、そちらを利用した。

瀬戸内国際芸術祭2016公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2016公式ガイドブック

  • 作者: 北川フラム,瀬戸内国際芸術祭実行委員会
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2016/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

ココミル 倉敷 尾道 瀬戸内の島々(2016年版)

ココミル。うっかり買った。
ガイド本としては薄く、軽い。が、倉敷や尾道しまなみ海道の情報はいらない。家に置いていった。

 

 

 

服は普段着。
綿のフード付きジャケットにはパラフィンワックスでコーティングをした。しましまの長袖Tシャツと、その下に薄いヒートテック的なものを。麻のカーディガンは、お散歩用。
暑さ寒さは問題無かったが、ジャケットには手を入れるポケットしか無くて、財布やスマホは落としそうになるので使えなかった。冬に着ていたマウンテンパーカーのほうが良かったかもしれない。

 

とりあえず、これくらいか。
現金は予想以上に減った。船の切符はカード不可。バスなどはお釣りが嫌がられるので、どうしてもお札を崩すことになる。個人経営の店でばかり買い物をした、という理由もある。
でも出費自体は、予想の範囲内。なにしろうどんが安かった。街の和菓子屋さんの桜餅も安かった。

 

 

 

 

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