チョコとクッキーとグラノーラ・バー

HELLSING(8) (ヤングキングコミックス)

職場でお菓子を色々と貰った。今日のおやつはとても充実。
バレンタインデーということで、皆で手分けして(あるいは共同購入して)チョコレートの類を配布したようだ。僕もそのおこぼれにあずかる。人当たりの良い女子従業員が数人いる部署だからか、珍しく入れ替わり立ち替わり、普段は来ない人まで訪れていた。そういう習慣がある会社らしい。少なくとも、上司が出張で買ってくる土産物よりも、皆の反応が良い。


そういう「皆さんでどうぞ」的な品以外にも、いつも休憩時間や昼休みを共にする人達からもプレゼントをいただく。

こう言ってはなんだけれど、僕にバレンタインデーのプレゼントを与えると、「利率」が良い。「利率」といっても、もちろん金額の話ではない。お返しに対する、魂の込め具合の問題である。
昔からの知人友人にはそれを理解している人がいて、ある種のゲームのような感覚で、甘い贈り物をくれる。甘党のプレゼント好き紳士というのは、こういう状況では頑張らざるを得ない習性なのだ。
簡単に言うと、義理とか本命とか、そういう甘っちょろい物語性は排除された世界の、「勝負」なのだ。

しかし僕の場合、デパートの地下食品売り場は、守備範囲としていない。これは職場での返礼には、やや不利であり、誕生日やサプライズ・プレゼント、冠婚関係に比べると、やや苦手意識がある。それに、職場の人達に対して、あまりマニアックなこだわりを見せるのもよろしくない気がする。

でももちろん、全力で事にあたる所存である。
結果として「いつものお気に入りの店の焼き菓子」だったとしても、そこに至る見えない努力を評価していただきたい。

お返しをする日まで1ヶ月。甘党紳士にとっては、孤独な戦いとなる。少なくとも僕には、わいわいきゃあきゃあ言ってお店を一緒に巡ってくれる男友達は、いない。

さて寝る。
明日は早起きして、三重県に行く。
おやすみなさい。

 

HELLSING 全10巻 完結セット (ヤングキングコミックス)

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