明日は種々の事情により、普段より30分は早く起きなければならない。朝の30分は貴重である。なので先ほどまで、明日の準備を済ませていた。
例えば朝食のミニトマトは、ヘタを取って甘い味付けのマリネにしておく。洗濯も済ませたし、着替えも用意した。玄関には必要なものを並べてある。
たぶん5分か10分の省時間だが、でもやっておくと精神的にはずいぶん楽だ。何かトラブルが発生した時に、効いてくる。
そして今日は、夕食に鱈のスープを作った。
帰宅時にスーパーマーケットに寄ったら、スケソウダラの切り身がものすごく安かったのだ。
すでに一口大に切ってあって、骨も抜いてあるし、皮も無い。ロシアの海で捕って、東南アジアあたりで加工した冷凍品なのだろう。
こんな価格で申し訳ない、という値段で、思わず買ってしまった。
小さく賽の目に切ったジャガイモとタマネギとソーセージを炒め、市販のスープの素(今日は椎茸スープ)とお湯を注ぎ、沸騰したら鱈を放り込む。そして煮ながら、適当なハーブ(乾燥バジルと黒胡椒とフェンネル)そして塩で調味して完成。
半分は夕食に食べた。
素朴な見た目の簡単な品だが、味は良いし、僕はこういう単純な料理が好きなのだ。
残りは器に移して、明日の朝食用にする。
ちょっと考えて、オリーブオイルを足してみた。
さて、もう寝る。
急に眠くなってきたし、前述のとおり明日は早い。やりたい事は明後日に回し、そして今日は、もうおしまい。
そういえば、明後日は納車。今のプリウスさんとも、もうお別れ。
自分でも驚くくらいに感傷的になっているし、しかし同時に、残りのガソリンで最終日まで保つか心配もしている(残り3Lと推測)。不思議な、そしていささかケチくささが漂う心境である。