友人夫婦の"婦"と、その姪の買い物に付き合う。浴衣を買う、とのこと。
特に若い女性向けの浴衣に関しては、クラシックなものこそが逆に目立ち、あるいは高評価を得られるのではないか、と売り場を眺めながら思う。
そのことを具申したところ、「コスト」という完結な一言で反論された。確かに、昔ながらの(ぱっと見て風合いも良い)ものは高い。アイドルの衣装みたいなテラテラしたものは、安い。残酷なテーゼといえよう。
今日は個人的な「つきさむ」の最終日。公式には、明日が今期最後の営業日となる。
静岡市の美味しいごはんカフェ「つきさむ」は、夏季は長期休業となる。店主が南アルプスの山小屋に行ってしまうのだ。11月初旬までは、コーヒーもごはんもホットケーキもおあずけ。
この事に関して、昔は単純に残念だった。不満だった、と言ってもいい。
今年はもうただ「無事に帰ってきて下さい。山を満喫して下さい」としか思えない。なんというか、店への愛が一段階深まった感がある。というか多分、この店はこういうものだと受容したのだと思う。夏の長期休業含めて「つきさむ」なのだ、と。
その今日の(今期最後の)ごはんは、もちろん美味しかった。
今日のごはんは、車麩のフライ、レンコンの炒めもの、小松菜の梅おひたし、ポテトサラダ、ごはんと味噌汁というもの。
車麩のフライは、家で作るのは難しいかもしれない。食感も味も大好きな味。
レンコンは焼き肉のタレ風の、甘辛くてにんにくの効いた醤油味。ポテトサラダは、突飛なところが無いが謎の旨さ。小松菜に添えられた梅肉はきちんと酸っぱくて、とても好みに合う味だった。
食後には「ヨーグルトクリーム」という甘味とコーヒー。
小さなスポンジケーキに、ぽってりとヨーグルト風味の生クリームが盛られ、フルーツが乗っている。シンプルで押し付けがましいところがない、まさに「つきさむ」の具現化といったスイーツだった。コーヒーに合うところも好ましい。
静岡の街を散策し、書店で本を買い、おやつはいつもの「マリアサンク」へ。
華やかなケーキが持ち味の店だから、「桃のショートケーキ」も、もちろん美味しい。もう何度でも書いてしまうが、この店は生クリームが良いのだ。フルーツに合う、ちょっとこってりしたクリームが、気持ちを豊かにしてくれる。普段はショートケーキを選ばない僕が、この店では迷わない。特に桃は、毎年の楽しみにしている。
帰りにcafeBikiniで、レモンタルトを購入。
そして夕食後に食べた。今日は、自分甘やかしデー。特に何を成し遂げた訳ではないが、なんとなく祝杯を挙げる。Bikiniのアメリカ菓子は、質と見た目が良いのに、どこかアメリカンな雰囲気があって楽しい。
そして藤枝市の「クロシェット」で、ケーク・サレを衝動買い。田舎でケーク・サレを買える貴重な店。住宅地の奥にある目立たない店だが、マカロンが充実していたり(フランス郷土菓子としての各地方のマカロンが楽しめる)、焼き菓子の種類が多かったりと、たまに行くと興奮してしまう。夏季だけの、大ぶりのマカロンにアイスやシャーベットを挟んだ品(できたてをすぐ食べる)も好き。
今日はカメラも買い替えた。
今のカメラに不満は無いが、SONYの新しいコンパクトカメラが、まさに自分の求めていた機能を全部載せ、だったのだ。
下取り価格もずいぶん高くしてもらった。今日は在庫が無いとのことで、まだ手元に無い。しかし下取り前の調査で、設定をすっかり初期化されたので、もうその時点で「また細々と設定するのは面倒だ。これは新しいものを買うしかない」と思ってしまった。あの断りのない初期化は、販促テクニックの1つだったのかもしれない。
このカメラについては、来週以降に届くはず。
ソニー デジタルカメラ「HX90V」SONY Cyber-shot(サイバーショット) DSC-HX90V DSC-HX90V
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今から「となりのロボット」を読み返す。
あと少しでがちがちのSFになりそうなところを、上手いバランスで恋愛ものにしている、という印象。僕はこの漫画、好きだ。