ほとんど使う機会は無いが、メモ帳は常にかばんに入れてある。
必要な情報はスマートフォンに入力するから、出番は稀だ。最近は音声入力機能を駆使した、ほぼハンズフリーの操作もできるようになった。
だからメモ帳は、最小限の大きさが望ましい。
習慣として、好みとして、5mmくらいの方眼でなくてはならない。リング式の綴じ方に限る。
先日、セブン-イレブンで、その条件に合致する品を発見した。
薄いグレーの5mm方眼でリング式、しかもミシン目入りで切り離せる。ミシン目が罫線と合っているところも(なんとなく)嬉しい。
セブン-イレブンの文房具は、シンプルデザインが特徴。普通のノートでも、表紙には何も書かれていない(バーコードや品名は、剥がせるシールに印刷されている)。無印良品的なものが好きで、でもクラフト紙とチャコールグレーばかりじゃ飽きる、という人には手軽なものだと思う。
でもこの最小サイズのノートだけは、表紙と裏表紙のプラスチック板に、箔押しで印字がされている。「セブン&アイ」のロゴと、英語で「シンプルでモダンなデザインはあなたを幸せにする」みたいな短文が、銀色にきらりと輝く。
この印字だけが、とても残念。僕は思うのだが、シンプルでモダンなデザインを謳うのならば、シンプルでモダンであることを箔押ししてはならないのだ。これはもう、常識としてセブン-イレブン・ステーショナリー・デザインチームの人達は頭に叩き込んでおいてほしい。実家の母親が買ってくるトイレのスリッパではないのだから。
でもメモ帳は購入した。
多少の妥協と、その時に必要だったので。
そして先ほど、ほんの少しの工夫で、きちんとシンプルなメモ帳に改造できた。
要はリング式なのだから、外すのは簡単なのだ。リングといっても螺旋や閉じた円環の連なりではない。C型の針金が連なっていて、その空いたところから外したり入れたりできる。でなければ、リング式ノートを作るのは、とてもむずかしくなってしまうだろう。
表紙と裏表紙を外し、裏返して再度取り付け。これで外からは、何も書いていない、主張しないメモ帳となった。ほとんどかばんのポケットに放り込んで放置する品であっても、できれば“完全にお気に入り”であって欲しいもの。しかし何故、こんな単純なことを、購入時には気づかなかったのか。銀色の箔押しを眺めて、1分くらいは購入するかどうか悩んでいた気がする。
ところで、今日の昼食は、インド料理店でカレーを食べた。ホウレンソウのカレーと、スープとサラダと串焼きの鶏と、チーズナン。そしてチャイ。
ランチが1000円くらいの、大衆的なインド料理店では、まず間違いなくサラダがぞんざいである。刻んだキャベツとトマトに、てきとうなドレッシングがだばだばとかけられている。せっかくのインドなのだから、酢漬けの玉ねぎ(酸っぱいのも辛いのも美味しい)や小さな豆のお惣菜が出てきてもいい気がする。あまりサラダに熱心ではないのかな、と思わせるサラダにしか出会えないのは、とても悲しい。
どういうわけかこの店、ランチのグレードを上げると、「ナンまたはライス」が「ナンおよびライス」に変化する。ちょっと贅沢をしたい、タンドリーチキン付きのセットを選びたい時は、山盛りのごはんを覚悟しなければならない。しかも静岡米。そしてランチタイムは「全てのメニューでナン食べ放題」なのだ。
一度、「このSセット、ごはんは不要です」と言ってみたところ、ちょっと混乱させてしまった。「でもモッタイナイよー。本物の静岡米だよー」と店員さんは言う。奥から別のスタッフまで来て、僕をじっと見つめる。
だから今はもう、ライスが付いてこない“ミドルグレードのランチ”までしか、選択しないことにしている。ランチタイムは、単品でタンドリーチキンを注文できないのが辛いところ。
そして「ナン食べ放題」とはいうが、最初の1皿がとても多い。チーズナンでは、さらに多い。美味しいから食べてしまうが、ちょっと苦しい。
だいたい食べ終える頃合いで、ナン係の人は2枚目を焼き始めてしまう。そして余ったチャパティやナンを、気前よく清算時に(ビニール袋に詰めて)渡してくれる。
なかなか嬉しいサービスであり(お持ち帰り用に注文すると、数百円する)、帰宅して冷凍しておくと後日とても幸せになるのだが、でも今日のように午後から仕事の場合は、ちょっと困る。
職場には冷蔵庫も冷凍庫もある。ただナンを入れている人は皆無であり、僕はまだ配属されて間もないため、第一人者として目立ちたくはないのだ。
今日はアルミの袋に入れて、仕事のサンプルに偽装して冷蔵しておいた。リアル感を出すために、有機酸や金属化合物の棚に置いてみた。ここなら誰も気にしない。
しかしプレーンナンとチーズナン、こんなに味が違うのは何故だろう。チーズナンは、プレーンにチーズを足しただけではない、ほんのりとした甘みを感じる。何かを塗っているのだろうか。
それが今日のできごと。
今から寝る。明日は激務が予想される。寝たら体力が全回復するような世界では無いが、でも寝ないよりははるかに良い。可能ならば、激務をキャンセルして代わりに寝ていたいところだが、人生はままならない。夢の世界ですらままならないところが残酷だと思っている。でも寝る。
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