ディック・ブルーナが好きだ。
今もミッフィーのTシャツを着て、キーボードを叩いている。iMacの壁紙は、ミッフィーの公式壁紙画像(チャリティーで購入。全五色)を設定している。
本当は「ディック・ブルーナ展」にも行きたかった。でも色々と物事の取捨選択をしているうちに、「わざわざ行くこともないかな」と思えてしまった瞬間があって、だから行かずじまい。でもファンであるのは確かで、あの色使いは本当に良いと思う。
そのディック・ブルーナ展で限定発売されていたというカラーペン「コピック・ブルーナ・エディション」は、とても魅力的だ。いわゆるブルーナカラーが揃ったペンのセット。コピックというのは漫画などを描く人向けのペンだから、僕には縁がない。というか、日常生活でカラーペンを使う局面など、ほとんどない。
でも、先日、そのペンの内訳を知ってしまった。
カラーナンバーさえ知ってしまえば、あとは画材屋でその番号のペンを買えば、自前の「ブルーナカラー・ペンセット」が完成するのだ。
もちろん買い揃えた。
これは純粋な物欲の発露である。使う予定は、無い。
ほとんど熱病のような物欲だが、そんななかでも節約の心は忘れない。冷静と情熱のあいだを彷徨うのが大人の消費活動といえよう。具体的には、「COPIC」ではなく、廉価版の「COPIC Ciao」を選んだところが、節制の現れである。
このCOPICシリーズ、プロも使う道具としては破格の安さだと思う。絵の具以上に種類があって、漫画やイラストを描く若い人達が揃えるためにはこれくらいの値段でなければならないのだろうが、それにしても良心的だ。Adobe社は見習って欲しいと、強くここに訴えるものである。
それはともかく、専用のペン立て(綺麗に12本が収まる)が200円というのも有り難い。せっかくのコレクション、整然と並べたいではないか。
使う予定は無い、とは書いたが、ここに1冊の塗り絵帳がある。
姪が忘れていった「プリキュア」の塗り絵。子供向けにしては線が多い気がするが、ともかく塗り絵であることは確かだ。
これをブルーナカラーで仕上げてしまおうと思っている。肌色が無いのが困ったところ。ライトグレーで大丈夫だろうか。
その前に、小さな習作をひとつ。3分で描いた、記憶スケッチの「コスモ星丸」。ペンの塗りムラをなんとかすれば、もう少し“ブルーナらしさ”が生じると思う。
ちなみにブルーナカラーのカラーナンバーは、以下の通り。
サーモンレッド:R05
アシッドイエロー:Y08
モス:YG67
ラピスラズリ:B18
ウォームグレー:W-5
ライト・ウォルナット:E57
どの色も、大抵の「コピックが一揃い並べてある画材屋さん」ならば手に入るだろう。
加えて、これらのアルコール系ペンで溶け出さない、黒いペンも買った。いわゆる油性のドローイングペン。
画材と文房具は人を狂わせる。今後は自重したい。
miffy's friends―付録 ミッフィー&アニマル柄トート (主婦の友生活シリーズ)
- 作者: ディック・ブルーナ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: ムック
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