「そこにクローゼットがあるから」

朝から親戚の家に行く。
誰も死んではいないが、不幸が重なっている状況。例えば大病とか、交通事故とか、それから床下に野生動物(アナグマハクビシン?)が巣を作ったとか、そういう諸々が並列的に発生していて、じゃあちょっと親類として手を貸さねば、という話になったのだ。

その不幸のストレートフラッシュ的状況が、今日の1日だけで解決したわけでは、もちろん無い。でも何もしないよりは良かったと思うし、やつれてはいるが伯母や伯父と久しぶりに話せたから、それだけでも有意義だったと思う。

ただし疲れた。まるで仕事のある日のような疲労感。
そしてもちろん、今日やりたかった色々な事が、まるで手付かずで残ってしまっている。

今までぐたっとしていた。今から頑張る。

とりあえず、クローゼットの整理を行う。
クローゼットなんて、別に黄金週間に片付ける必要は皆無なのだけれど(放置したクローゼットが腐るなんて事は無いだろう)でも中途半端な状態で初夏を迎えるつもりはない。
「なぜ今」と問われたら、「そこにクローゼットがあるから」と答える。衝動とは時に、解析不能なのだ。
とはいえ、クリーニング店に出すような冬物は、既に片付いている。春や秋にも着回せるものを、きちんと整理したい。
実は現段階で、引き出しの中のものを全部外に出してある。寝る前にこれらを、あるべき場所に戻すのだ。

 

なんとも取り散らかった状況。それは見た目だけではなく、実際に、多くの懸案事項が宙に浮いた状態にある。楽しいものも、そうでないものも、それぞれ沢山。仕掛品っぽい工作物も多い。
このような状況では、整理や取捨選択が、あまり効果的ではなくなってくる。目についたものから、片っ端から済ませていくしか無い。それでも出来なかったものは、諦める。そうして山を片付けていくうちに、いつしか海が見える(比喩)ものだ。
なんだか戦略的損失を戦術的工夫でカバーするような、あまり頭のよくないやり方に思える。しかしこの日常生活ブルートフォースこそ、連休だからこその贅沢な方法論なのだと僕は考える。
ただし今日は早く寝たい。難しいミッションとなりそう。同時進行でイラスト制作と靴底の補修も行う。これから1時間が、この黄金週間2日目のハイライトとなるだろう。

ところで、生活の知恵と力と勇気が試される、そういう局面にこそネットサーフィンやブログ編集が捗るのはなぜだろう(→逃避)。

 

 

 

 

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