コーンブレッド賛歌

コーンブレッド、という焼き菓子がある。
菓子なのかパンなのか、よくわからない。食事のつけあわせに使われるから（その名の通り）パンの類なのだろう。でもわりと甘い。単品で食べても美味しいと思う。

カステラの小麦粉をトウモロコシの粉で置き換えたような品。アメリカ南部料理の定番として、あるいは「黒人のご馳走」として、書籍や映画では扱われる。

僕はこれが好物で、でも食べられる店が少なく、その機会があったら逃さず注文することにしている。

さて、今日は仕事帰りに南米食材店に行ってみた。豆と冷凍肉と、いくつかの甘いものを購入。焼き菓子は浜松市にあるベーカリーが、南米出身者向けに作ったものが売られていて、たまに食べたくなるのだ。どれもいささか甘過ぎるきらいがあるけれど、手軽な異国情緒として、またコーヒーに合う小さなおやつとして、優秀なものばかり置いている（なぜか焼メレンゲ風のものが多い）。
そして今日は、ガラスケースに「コーンパン」という四角いパウンドケーキ状のものを発見した。もしかして、と買ってみたところ、これがまさしくコーンブレッドだった（ただし、いささか甘過ぎる）。
「BOLO DE FUBA ESPECIAL」と書いてある。たぶんトウモロコシの特別な焼き菓子、くらいの意味ではないか。これはこのお店（ブラジルフレッシュ）で作っているらしい。
500円で、4日間は楽しめそうな量。ちょっと安過ぎな気もするけれど、でもきちんと美味しいコーンブレッドだった。

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というわけで、今後は帰宅時間の楽しみがひとつ増えた。安定したコーンブレッド供給源が確保できたことは、この疲弊した日常における素晴らしいトピックスだといえよう。

他は特に何も無い1日でした。仕事は順調、帰宅してからどういうわけか30分ほど熟睡してしまい、あれは何だったのかと今も不思議に思っているところ。春眠暁をなんとやら、なのかもしれない。

コーンブレッドは小分けして冷凍および冷蔵。こうして、日々が少しずつ豊かになっていく。

コーンブレッド賛歌

焼きたて簡単コーンブレッド

コーンブレッド