今日のおやつは、藤枝市の「ル・ポティロン」にて食べた。
ケーキと喫茶に関しては貧困極まりない印象の藤枝市。「スイーツの街」を謳うが、店舗数が比較的多いだけで、ゆっくりとコーヒーやケーキを楽しめる店は、本当に少ない。
そんな残念な土地における数少ない光明の1つが、この「ル・ポティロン」。
駅から近く、駐車場もあり、もちろん素敵なケーキがたくさんある。さらにいうと、たまに売られているパンや、食事メニュー(オニオンスープやキッシュ)も美味しい。
コーヒーは、ケーキ屋のイートインとしては可もなく不可もなし、といった味。ほとんど記憶に残らないが、不味くはない。せっかくならば、地元産の紅茶を選んだほうが良い気がする。
今日はチョコレートのケーキと、サバランを食べた。
この店のケーキは、全体に小さい。女性の手のひらに乗るくらい。こぢんまりとして、でも手がこんでいて、豪華な感じ。そして密度感がある。
今日のチョコレート・ケーキもまた、密度感に溢れた、というよりも密度の高い品だった。「小さいかな」と思ってサバランも注文したが、濃厚な味わいは、1個で充分といえるものだった。ここまで“濃い”チョコレートのケーキは珍しい。
サバランは香りが素晴らしかった。洋酒がたっぷり効いた、華やかな雰囲気。とても上品な甘み。
ちなみに、サバランとアイスクリームのプレート、というメニューもある。洋酒シロップのスイーツが好きな人なら、これはたまらないだろう。
今日は注文しなかったが、「ル・ポティロン」といえば、「グランデセール」もおすすめできる。要はスイーツの各種盛り合わせ。たぶん「大きな・デザート」という意味の仏語だと推測するが、実際はよくわからない。なんというか「グランドスラム」という言葉を思い出させる(語感も似ている)。
自分へのご褒美としては、これほど相応しい一皿も無いのではないか。最近あまり食べていない。3月は中旬に様々な山場を乗り越える予定だから(公私ともに忙しい)、もし無事に乗り越えることができたら、この「グランデセール」を注文したい。